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「ママ・アイ・ウォント・トゥー・シングMama I Want To Sing」日本公演間近!

Elijah Lewis

Elijah Lewis

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25年振り日本公演 ”Mama, I Want To Sing” Japan Tour

日本にお住まいのみなさんに嬉しいニュース!

ママ・アイ・ウォント・トゥー・シング」の日本公演が決定、124日、東京の「東急シアター・オーブ」にて初演をむかえることになりました。

クリエィターのヴァイ・ヒギンセンの姉、ポップRBシンガーのドリス・トロイの成功物語としてハーレムの人たちに親しまれてきた「 Mama, I Want To Sing”」、私たち「ハーレム2ニッポン」で積極的に紹介してきた甲斐があってか、ニューヨークの日本人コミュニティの間でも広く知られるようになりました。30周年記念公演として日本行きが実現したことはとても喜ばしく思います。この機会にぜひ、ハーレム・ゴスペルを体験してみて下さい。チケットは3000円から、お手頃なハーレム価格でご観覧いただけます。

公演スケジュールなど詳細:mama-i-want-to-sing-japan.com/

55歳以上限定!ハーレム・ニューミュージカル「アライヴ!」

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ALIVE! 今この瞬間を生きる悦び

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出演者全員が55歳以上というユニークなミュージカルが「 ALIVE!」
「Mama I Want To Sing」で世界的に知られるママ・ファウンデーションが立ち上げた新作です。

一見、ハーレムのどこにでもいそうなオジさん、オバさんたちですが、半世紀以上生きていた彼らにはそれぞれ波瀾万丈の人生があります。このミュージカルのストーリーは出演者たちの実体験に基づいています。

若気の至りでドラッグにはまり、40年という長い刑を宣告され、獄中で女囚と結婚、刑期を終えてシャバに戻ってきたシオ・ハリス。「必ず帰ってくる。もういちど君を抱きしめたい……..。」という気持ち込め、「アンチェインド・メロディー」を歌い上げます。哀愁にみちた美しいメロディーの名曲です。

実はこの曲、1955年に公開された映画、「Unchained」のテーマ曲として作られました。歌詞の内容もシオの人生そのもの…….。主人公は服役中の男で、早く妻と子供に会いに帰りたい、脱走してしまおうか、それともきちんとお務めを果たすべきか悩みます。アンチェインドというのは、文字通り、鎖を解かれた、鎖に繋がれた状態から解放されたという意味です。

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「ひとりぼっちで過ごす長い年月、君のぬくもりが愛おしい……。必ず君のもとに帰るから、プリーズ・ウェイト・フォー・ミー……..」、40年間の思いを込めてシオ・ハリスが歌う「アンチェインド・メロディー」は実話だけに聞く人たちの心に訴えかけます。この曲はライチャス・ブラザースのバージョンが有名で、1990年のハリウッド映画、「ゴースト」のシーンでも使われリバイバル・ヒットしたので覚えている人もいるかと思います。

曲の最後に獄中結婚した奥さんのフィリス・ハリスが登場、ふたりで抱き合い喜びをかみしめます。40年経った今、シオは64歳、フィリスは61歳、諦めかけていた人生、叶わぬはずの夢が大きく花開き、生きる意欲が再び湧き上がります。まさに「アライヴ!」です。ハリス夫婦の感動が観客に伝わってきます。

アル中で50歳まで文盲だったマシュー・ブラウン50歳になってから学校に通い読み書きを習い、エッセイ・コンテストにみごと優勝……。たった一人の息子を失ったデボラ・ミンガム…….。生後2週間で母親に捨てられ孤児となり、いちども会うこともなく50数年生きてきたマシュー・バーク……….。さまざまな闘いを乗り越えてきたブラック・コミュニティの人たちの魂の叫びが舞台で炸裂します。

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ひとりひとりの人生を歌で綴ったハーレム・ミュージカルゴスペルあり、モータウンあり、ジャズあり、様々な音楽のスタイルを散りばめた人間ドラマが「アライヴ」です。生きているからこそこうして今を謳歌することができる……..。今この瞬間を生きる悦びを歌で表現したドキュメンタリー・タッチのミュージカルです。

出演者たちはいわゆる「しろうと」ですが、そのヴォーカル・パフォーマンスはプロに決してひけをとりません。圧巻です。希望と勇気を与えてくれるリアルなミュージカル、「アライヴ!」をぜひ体験して下さい。

ALIVE!」でフィーチャーしている主な曲:

Testimony

Glory, Glory

As Time Goes By (Theme Song for “Casablanca”)

I Will Always Love You (Original Artist: Dolly Parton, Whitney Houston)

Imagination (Original Artist: Gladys Knight And The Pips)

Unchained Melody (Original Artist: Righteous Brothers)

The Impossible Dream (Original Artist: Many including Elvis Presley and Jennifer Hudson)

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Neither One Of Us (Original Artist: Gladys Knight And The Pips)

The Best Thing That Ever Happened To Me (Original Artist: Gladys Knight And The Pips)

Georgia On My Mind (Original Artist: Ray Charles)

She Works Hard For Money (Original Artist: Donna Summer)

Slow Hand (Original Artist: The Pointer Sisters)

If I Could (Original Artist: Regina Belle)

Take Me To The King (Original Artist: Tamela Mann)

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THE MAMA FOUNDATION – Fall 2013 スケジュール:

Saturday Oct. 12th WE ARE! @ 2:00pm; ALIVE! @ 5:00pm

Saturday Oct. 19th ALIVE! @ 2:00pm; WE ARE! @ 5:00pm

Saturday Oct. 26th MAMA @ 2:00pm; WE ARE! @ 5:00pm

Saturday, Nov. 2nd ALIVE! @ 5:00 pm

Saturday Nov. 9th MAMA @ 2:00pm; ALIVE! @ 5:00pm

Saturday Nov. 16th SING, HARLEM, SING @ 2:00pm; ALIVE! @ 5:00pm

Saturday Nov. 23rd MAMA @ 2:00pm WE ARE! @ 5:00pm

伊藤弥住子

チャック・ジャクソン近況報告:Special Report “ママ・アイ・ウォント・トゥ・シング/Mama, I Want To Sing” 30周年記念ガラ祝賀イベント#2

Chuck Jackson2

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ブラック・ミュージカル、Mama, I Want To Sing
30
周年記念ガラ祝賀イベントReport #2
チャック・ジャクソン近況報告

1962年に「Any Day Now」という大ヒットをだして一躍人気R&Bスターの座を獲得したチャック・ジャクソンも来ていて大感激。お話をする機会があったのでミニ・インタビューを試みました。

H2N:                  ミスター・チャック・ジャクソン、お元気そうですね。現在はどこを拠点に活動しているのですか。

Chuck:         あちこちに行っています。ちょうどデトロイトでショーをやってNYに戻ってきたところです。

H2N:                  チャックさんといえば、80年代ニューヨークにあったライヴ・ハウス、「スウィートウォーターズ」によく出演されていましたね。あそこは有名人がよく来ることで知られていて、ボクシング界のチャンピョン、マイク・タイソンが遊びに来ていた時がありました。当時、マイクとフィアンセのロビン・ギブンスは熱々のカップルでマスコミでよく取り上げられていました。その晩、彼女が遅れてきて、マイクがイライラしていて店内に緊張感がみなぎっていたのをよく覚えています。

Chuck Jackson

Chuck Jackson

Chuck:         そうそう。わたしもあの時のことはよく覚えています。その後、ロビン・ギブンスは有名な女優になってしまいましたからね。

H2N:                  今はニューヨークにいらしていますが、もう「モータウン・ザ・ミュージカル」をご覧になりましたか。(チャックは一時、モータウン・レコードに在籍していたことがあります。)

Chuck:         いや、まだです。確か本公演は4月からだったと思います。(4/14より開催。)夕べもスモーキー・ロビンソンと電話で話したところです。是非、観に来て欲しいと言ってくれているので近いうちに実現すると思います。わたしもモータウンにいた時期があるので、どんなショーが展開されるか楽しみです。

H2N:                  チャックさんは60年代からずっと活躍していますが、最近でも新しい作品を発表していますか。

Chuck:         今、アルバムを制作中です。最初にデビューした時のレーベル(Wand 1976年に売却され現在は別名のレーベル) とまた契約しました。スモーキーも曲を提供してくれています。他にも、Hal David/Burt Bacharach、Jerry Leiber/Mike Stollerたちとのコラボが決まっています。

H2N:                  ということは、クラシックな「チャック・ジャクソン」が期待できるということですか。

Chuck Jackson

Chuck:         その通り。レコード会社から、今風なサウンドを意識せず好きなように制作して欲しいと頼まれました。わたしのバンドには日本人のシンガーがふたりいて、もう16、7年一緒にやっています。素晴らしいR&Bアルバムをお届けできると思います。詳しいことはわたしのウェブサイトを見て下さい。

www.chuckjackson.org

H2N:                  日本にも来てくれますか。

Chuck:         もちろん。日程はまだわかりませんが、確か日本でのライヴの話がきていたと思います。あちこち回って、日本のみなさんにも本物のR&Bを体験していただきたいですね。

H2N:                  それは嬉しいですね。楽しみにしています。ありがとうございます。

ママ・アイ・ウォント・トゥ・シング30周年ガラ公演 THE 30TH ANNIVERSARY GALA CELEBRATION FOR MAMA, I WANT TO SING 

gospel for teens

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アフリカン・アメリカンの歴史始まって以来のロングラン記録を持つオフ・ブロードウェイ・ミュージカル、MAMA I WANT TO SINGが30周年を迎え、記念の特別公演を行う。日本でも25年前に初演されゴスペルブームの火付け役になったと言われるほどの人気を集めた作品。作者でプロデューサーのヴァイ・ヒギンセンは、主役のモデルとなった60年代のポップスター、ドリス・トロイの妹。彼女のオーガニゼーションMAMA FOUNDATIONが手がけている、地元ティーンに無償で音楽教育を行うGOSPEL FOR TEENSプログラムは高い評価を受け数々の賞を受賞している。CBSの人気ドキュメンタリー番組「60 minutes」で紹介されエミー賞も受賞した。今回はこのプログラムへのベネフィットも兼ねている。ヴァイ・ヒギンセンの30年に渡る文化、教育への貢献に共感し、多くのゲストがかけつける予定。以下がゲストリスト。

LESLEY STAHL, CISSY HOUSTON, DIONNE WARWICK,
VALERIE SIMPSON, CHUCK JACKSON, NATE BERKUS,
MARCUS SAMUELSSON & ANDREW CHAPMAN
(RED ROOSTER HARLEM),
ALIYYAH BAYLOR
(MAKE MY CAKE), MYRNA AND FREDDIE GERSHON,
DAMON DASH, REVEREND AL SHARPTON, VY HIGGINSEN,
THE CASTS OF MAMA, I WANT TO SING AND SING, HARLEM, SING!

ここにはのっていないがあのアレサ・フランクリンがかけつけるかも?という情報も!

ベネフィットということで、アフターパーティも含めチケットは$300
HARLEM2NIPPONも取材するのでぜひお楽しみに!

MAMA I WANT TO SING通常公演のスケジュールはトップページ左上をチェック!