Category Archives: Uncategorized

Zimbabwe 元大統領、ロバート・ムガベ(95歳)死去

日本ではあまり知られていないかも知れませんが、南アフリカにジンバブエという国があります。そこで37年間大統領として君臨した、ロバート・ムガベ氏が、9月6日(金)、95歳で亡くなりました。

ジンバブエといえば思い出すのが、アメリカのハリウッド・ベーシックというレーベルから初デビューした、ヒップホップ・グループ、ジンバブエ・レジット (Zimbabwe Legit)。1992年、ニュー・ミュージック・セミナーという、ヒップホップのイベントがあって、世界各国からアーティストたちが集まっていました。そこで、アキムとドゥミの兄弟デゥオ、ジンバブエ・レジットに出会いました。アフリカでもヒップホップをやっている人たちがいるんだ、と驚きましたが、日本からだって高木完さんとかが、イベントに参加していたんですから不思議はないはずですよね。ZLのメンバーに会って、なんだかアフリカが少し身近になったような気がしたものです。まだあどけない少年のような顔をしているのに、「ジンバブエは内戦や貧困でひどい状況なんだ。とにかく、政府が腐敗している。何とかしないといけない。」と、まるで革命でも起こしそうな勢いで熱く語っていたのが印象的でした。

ジンバブエという国のことを聞いたのも初めてだったような気がします。あ、昔「ローデシア」という国だったんですよね。イギリスの植民地だったのが、独立して地元のアフリカ人が大統領になったのはよかったのですが、やがて独裁色が強くなり、独立前の方がまだマシだったかもしれないと国民は不満をもらしはじめました。その大統領、1980年から2017年まで、37年にわたり、ずっとジンバブエを統治していたのが、ロバート・ムガベだったのです。独立当初は、革命の英雄のようにもてはやされ、英国植民地時代の劣悪な環境から解放されると国民は期待していましたが、やがて、ムガベ政権に反対する者は容赦なく虐殺され、独裁路線をまっしぐらに駆け巡って行ったのでした。悪政が祟り、2007年には失業率は80パーセントにものぼり、ハイパー・インフレーションで経済はガタガタという有様……。

90歳を過ぎた大統領、国会で居眠りをしたり、年齢的にも公務はムリなことは明らか……。政府関係者の再三の辞任要求も無視、2017年末、とうとう軍隊を出動させ、ロバート・ムガベを幽閉して、元の副大統領をジンバブエの新しい大統領に据え、政権交代を行いました。これを機に、(95歳で亡くなったムガベ氏には申し訳ありませんが)ジンバブエが過去の膿を吐き出して生まれ変わってほしいと思います。

ジンバブエ・レジットというグループは解散してしまったようですが、メンバーの片割れ、ドゥミは現在もO.U.O. (Of Unknown Origin) 名義でアメリカなどで音楽活動をしている模様。

Zimbabwe Legit の音楽に興味ある方はこちらをどうぞ。

伊藤 弥住子

Advertisements

8月17日はマーカス・ガーヴィー記念日

Marcus Garvey Day!

817日はマーカス・ガーヴィー記念日です。

1887年、8月17日、ジャマイカ生まれ、アフリカ回帰運動の父として、マルコムXも敬愛していたマーカス・ガーヴィーがもし生きていれば今年132歳を迎えます。彼の生誕地のジャマイカでは、ガーヴィーの誕生日の8月17日は国家の祝日に指定されています。とはいっても、祝日とは名ばかりで、学校も会社もお休みにはならないようです。

マーカス・ガーヴィーって誰? と思っている人は以下を参照して下さい。

マーカス・ガーヴィーの功績

1887年8月17日、ジャマイカのセント・アン‘ズ・ベイ生まれ。印刷工見習いとして働くうち、労働組合運動などを通し、世界中で植民地主義の犠牲になっているアフリカ系黒人たちの統一を組織しようと考えます。

1916年、マーカス・ガーヴィーはニューヨークにやってきます。最初は工場での仕事などをしながら生活の基盤を作ります。

初の黒人所有船会社、ブラック・スター・ライン

 1919年、船会社Black Star Lineを立ち上げ、中古の大型客船を買い取り、元奴隷で身を起こしたフレデリック・ダグラスにちなみ、S.S. Frederick Douglassと名付けました。(実際には、登録手続きができず、元の船名、SS Yarmouthのままでした)ハーレムのアフロ・アメリカンたちに「この船に乗ってアフリカに渡り、自由な国を打ち立てよう」と訴えました。実際にハーレムの港に停泊する「フレデリック・ダグラス丸」は多くのハーレム住人に夢と希望を与えました。「本当にアフロ・アメリカンの国が実現するかも知れない」、第一次世界大戦後、動乱の1920年代の好景気に浮かれるアメリカで、「バック・トゥ・アフリカ運動」は話題の中心でした。ブラック・スター・ラインの株が高騰したことが、さらにガーヴィーのアフリカ回帰運動の信憑性を裏付けたのです。ガーヴィーが率いる団体、Universal Negro Improvement Association (UNIA) はニューヨークだけでなく、全米のブラック・コミュニティーにその支部が置かれ、大きなブームとなりました。マルコムXの両親がUNIAネブラスカ州のオマハ支部に所属、精力的に活動していたことはよく知られています。

母国、アフリカに帰ろう

 ガーヴィーの、黒人の母国アフリカに帰る、という発想は熱狂的に受け入れられた反面、一部のアフロ・アメリカンの知識階級の人たちからは「たわごと」と、相手にされませんでした。あまり知られていないのですが、当時のアメリカの政治家たちは西アフリカの国、リベリアを植民地化していました。目的は、奴隷でない自由な黒人を厄払いすること。自由なアフロ・アメリカンが奴隷を感化して暴動を起こされてはかなわない、と考えた白人政治家が、自由人の黒人たちをアメリカの植民地、リベリアに移住させようと企んでいました。ガーヴィーの「世界中に散在する400万人の黒人の統一」は、白人政治家の「黒人の国外追放」とは意図は違っていましたが、リベリアにアメリカの黒人たちを送り込むことには変わりがなかったのです。すでに西アフリカに拠点があり、ガーヴィーのアフリカ回帰発想はまったく根拠のない絵空ごとではなく、黒人差別の激しいアメリカに嫌気をさしたハーレムの多くの人たちを魅了しました。彼らはガーヴィーを「二グロ版モーゼ」と崇めたのです。

役立たずな中古船、フレデリック・ダグラス丸

 ところが、中古の船、「フレデリック・ダグラス丸」は故障だらけ、整備もされておらず、実は航海不可能な鉄の塊でしかなかったことが判明します。多くの黒人メンバーから航海費用として徴収したお金は、各家族のなけなしの全財産、一生かけて貯蓄した血と汗と涙の結晶でした。ガーヴィーのアフリカ回帰運動のインパクトの異常な反響はアメリカ国家に脅威を与え、それを危惧したFBI, CIA によると思われるマーカス排除計画が遂行されます。女問題、税金問題など、さまざまな角度からの試みの果て、やっと、マーカス・ガーヴィーの「バック・トゥ・アフリカ」は郵便法違反にあてはまると、詐欺容疑で逮捕されることになります。犠牲者は泣き寝入り…….。1922年に郵政法違反で逮捕され、1923年の裁判で、マーカス・ガーヴィーは懲役5年の有罪判決を言い渡されます。

悲惨な結末

リーダー不在のUNIAは勢いを失い、どんどん弱体化してゆきます。1927年、ガーヴィーは刑をおえてアトランタの刑務所から出所しますが、ジャマイカ国籍だったため、そのまま国外追放になり、船でジャマイカに帰されます。

その後、ジャマイカで政党を立ち上げ、政治活動をしますが、健康も衰え、1940年6月10日、52歳でその生涯を終えました。

生涯「故郷のアフリカに帰ろう」と訴えたガーヴィーでしたが、本人は一度もアフリカの土を踏むことはありませんでした。

Marcus Mosiah Garvey Jr.    8/17/1887 – 6/10/1940(享年52歳)

伊藤 弥住子

ハーレムの新しい憩いの場 The Africa Center

ハーレムのアフリカ・センターに行ってきました。セントラル・パークの最北端、5番街と110丁目にあるアフリカ・センターには、セネガル出身の有名シェフがやっているカフェ、「テランガ Teranga」があるんです。テランガとは、日本語の「おもてなし」に相当するアフリカのウロフ語なんだそうです。お客様を大切にもてなす、という意味だとか。

メニューは、1穀類(クスクス、ライス、フォニオ)、2蛋白(鶏肉、魚、ベジタリアン)、3付け合わせ野菜(キャベツ・人参の煮込み、ビーツサラダ、カラード・グリーン)からそれぞれ選びます。

私は、本日の魚とトマト・ソース・ベースのライスと、キャベツ・人参の煮込みとプランティーンのフライを選びました。このセットで15ドル + tax で合計 $16.31

ザ・アフリカ・センターは、別のロケーションで運営していて、ハーレムにオープンしたのは昨年の暮れです。当初は、アフリカのアートなどを展示する美術館として開館するはずでしたが、もう少し解釈を広げ、ワークショップや教育関係のイベントも開催してゆく予定だそう。まだこれから展示会場も拡張してゆく、いわば発展途上なので、今は、あまり見るべき展示物はありません。現在は、カフェにギャラリーが併設された憩いの場所、という感じです。入場料は無料なので、セントラル・パークにきたついでに寄ってみて下さい。

The Africa Center

1280 Fifth Avenue

New York, NY 10029

火 – 金 8am – 7pm

土・日 9am – 7pm

月曜休館

2019年度BET大賞、6月23日生放送!

恒例のBET Awardsが、ロスアンジェルスのマイクロソフト劇場 (元のノキア・シアター、キャパシティ7,100)にて、この6月23日に開催、ニューヨーク時間の8pmにTV生放映されます。このところ、ずっとヒップホップに押され気味で、ほとんどラップ大賞の様相を呈しています。

今回のハイライトは、なんと言っても7部門のノミネーションを獲得したラッパー、カーディーBです。それにしても、芸名がお酒のバカーディー (Bacardi)からとったというのはどうなんでしょう。妹もラッパーで、ヘネシー(Hennessy)と名乗っています。よっぽど酒好きな姉妹なんですね。

その他、ドレイクが5部門、ビヨンセ、トラヴィス・スコット、Jコール、それぞれ4部門ずつノミネートされています。

今回の大賞は、いったいどんなアーティトがパフォーマンスをするのか、気になりますね。すでに発表されているのは、カーディB、City Girls、DJ Khaled、Lil Nas X、Migos など。他にもサプライズ・ゲストがたくさん登場しような気配。

BET大賞は、アメリカ国内だけでなく、フランス(6.25)、UK(6.24)、そして韓国(6.25)でも放映されるとのこと。なぜ、日本では放映されないのでしょうか…….。

2019年度のBET大賞の候補者は以下のとおり。

Best Female R&B/Pop Artist
Beyonce
Ella Mai
H.E.R.
Solange
SZA
Teyana Taylor

Best Male R&B/Pop Artist
Anderson .Paak
Bruno Mars
Childish Gambino
Chris Brown
John Legend
Khalid

Best Group
Chloe x Halle
City Girls
Lil Baby & Gunna
Migos
The Carters

Best Collaboration
21 Savage featuring J. Cole, “A Lot”
Cardi B and Bruno Mars, “Please Me”
Cardi B featuring J Balvin and Bad Bunny, “I Like It”
H.E.R. featuring Bryson Tiller, “Could’ve Been”
Travis Scott featuring Drake, “Sicko Mode”
Tyga featuring Offset, “Taste”

Best Male Hip Hop Artist
Anderson .Paak
Bruno Mars
Childish Gambino
Chris Brown
John Legend
Khalid

Best Female Hip Hop Artist
Cardi B
Kash Doll
Lizzo
Megan Thee Stallion
Nicki Minaj
Remy Ma

 

Video of the Year
21 Savage featuring J. Cole, “A Lot”
Cardi B, “Money”
Cardi B and Bruno Mars, “Please Me”
Childish Gambino, “This Is America”
Drake, “Nice for What”
The Carters, “Apes**t”

Video Director of the Year
Benny Boom
Colin Tilley
Dave Meyers
Hype Williams
Karena Evans

Best New Artist
Blueface
City Girls
Juice Wrld
Lil Baby
Queen Naija

Dr. Bobby Jones Best Gospel/Inspirational Award
Erica Campbell featuring Warryn Campbell, “All of My Life”
Fred Hammond, “Tell Me Where It Hurts”
Kirk Franklin, “Love Theory”
Snoop Dogg featuring Rance Allen, “Blessing Me Again”
Tori Kelly featuring Kirk Franklin, “Never Alone.”

Best International Act
AKA (South Africa)
Aya Nakamura (France)
Burna Boy (Nigeria)
Dave (U.K.)
Dosseh (France)
Giggs (U.K.)
Mr Eazi (Nigeria)

Best Actress
Issa Rae
Regina Hall
Regina King
Taraji P. Henson
Tiffany Haddish
Viola Davis

Best Actor
Anthony Anderson
Chadwick Boseman
Denzel Washington
Mahershala Ali
Michael B. Jordan
Omari Hardwick

YoungStars Award
Caleb McLaughlin
Lyric Ross
Marsai Martin
Michael Rainey Jr.
Miles Brown

Best Movie
BlacKkKlansman
Creed 2
If Beale Street Could Talk
Spider-Man: Into the Spider-Verse
The Hate U Give

Sportswoman of the Year
Allyson Felix
Candace Parker
Naomi Osaka
Serena Williams
Simone Biles

Sportsman of the Year
Kevin Durant
LeBron James
Odell Beckham Jr.
Stephen Curry
Tiger Woods

Album of the Year
Cardi B, Invasion of Privacy
Ella Mai, Ella Mai
Meek Mill, Championships
The Carters, Everything Is Love
Travis Scott, Astroworld

2019 Coca-Cola Viewers’ Choice Award
Cardi B, Bad Bunny & J Balvin, “I Like It”
Childish Gambino, “This Is America”
Drake, “In My Feelings”
Ella Mai, “Trip”
J. Cole, “Middle Child”
Travis Scott featuring Drake, “Sicko Mode”

BET Her Award
Alicia Keys, “Raise a Man”
Ciara, “Level Up”
H.E.R., “Hard Place”
Janelle Monae, “Pynk”
Queen Naija, “Mama’s Hand”
Teyana Taylor, “Rose In Harlem