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プリンス「アーセニオ・ホール・ショーThe Arsenio Hall Show」にゲスト出演

Prince

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音楽ファンにとってアメリカのテレビは情報源として欠かせません。コンサートのライヴ放送やアワード賞のパフォーマンス、トーク・ショーでもミュージシャンが頻繁に出演します。今、夜のトーク・ショーで熱いのが「The Arsenio Hall Showアーセニオ・ホール・ショー」です。先週はファンキーなプリンスが登場、通常はゲストが3-4人出演するのですがそこは天下のプリンス、オンリー・ゲストとして一時間たっぷりトークとパフォーマンスを披露してくれました。プリンスのコンサートを体験した人なら知っていると思いますが、オーディエンスも紫の服を着てファンク・ミュージックの王子様、プリンスに敬意を表します。この日のアーセニオ・ホール・ショーはパープルに身を固めたファンたちでいっぱい、プリンスを囲んで和やかなイベントを繰り広げました。

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DJ June New York Club Chart ニューヨーク・クラブチャート– February 25, 2014

Fabolous-Meek-Mill
1             Foreigners – Fabolous feat. Meek Mill & Mike Davis

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いきなり始まりがあの有名なIsrael音楽のコーラスをそのままサンプリングしたのから始まる強烈なインパクトのある曲。(Eric B & Rakim のPaid In Full、Public Enemyの”Can’t Truss It”にも使われてた あのOfra Hazaの曲) それに続くビートはFat Joe のMy Lifestyleをそのまま(厳密にはStatic Timeという曲ですが)使ってしまっています。最初のイントロと噛み合ってるのかどうも分からないけど、とりあえず最初に聞いた時のインパクトは大です。でも、全てをオートチューンを使ったことによってぶち壊したような、残念です。

フィーチャーされているラッパーMeek Mill はPhilly出身。アトランティック・シティーからも近いので、私が週末DJをしている ACのパーティーではMeek Mill の曲を頻繁にリクエストされます。

Opening up with Israeli musician Ofra Haza’s powerful “Im Nin Alu,”(also sampled by Eric B & Rakim’s “Paid In Full” and Public Enemy’s Can’t Truss It”)  “Foreigners” sifts into the samples of Fat Joe’s “My Lifestyle” (the original was called “Static Time.”) It has a strong impact at the beginning but I don’t think this flows. Using Auto-tune for the entire track seems to have ruined the effect as well

People request a lot of Meek Mills songs at Province Club in Atlantic City where I dj every weekend as he is from Philadelphia and AC is not far from his hometown.

2.         1UP – Just Blaze

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Just Blazeが大好きなTVゲームのサウンドをサンプリングしたTrap曲。

スーパー・マリオの音も出てきます。昔のJust Blazeプロデュースの曲はこういうゲームサウンドが、いい感じに目立ちすぎずサンプルされたヒップホップでかっこよかったなぁ。もう一度かっこいいヒップホップ作って欲しいです。ちなみにJustに会いたい方は、火曜日のトカチューズデーズに来たら会えます。

Just Blaze loves TV game and he samples Super Mario and turned into trap song. He used to make these signature songs with game sound back in the days. Nice.

Whoever wants to meet Just, come to my Tuesday party, Toca Tuesdays at Sutra in East Village!!

3.         Boss Ass Bitch – PTAF feat. Nicki Minaj

Nicki Minaj

Nicki Minaj

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もともとは、もの凄く普通の3人組の黒人おねーちゃんラッパーの曲だったんですが、Nicki Minajがリミックスにはいって一躍有名に。クラブではサビのNicki の部分だけかけてます。「Bitch, bitch……..」て繰り返しているフックがやけに耳に残って離れないです。

PTAF (Pretty Taking All Fades) is a low key black female rap trio until featuring Nicki Minaj for their remix version. Now they are famous! Thanks to Barbz. I play only Nicki’s hooks at the club. She repeats ‘I’m a boss ass bitch,bitch……….’ Now it’s ringing in my ear.

June

DJ June This Week’s Events
Tue Feb. 25                Toca Tuesday @ Sutra Tony Touch w/ Guest DJ Scratch

Thurs Feb. 27            10pm @ bOb (235 Eldridge street b/w Houston & Stanton)
Fri Feb. 28                 11pm @ Providence AC in Tropicana Hotel Atlantic City
Sat Feb. 29                10pm @ Providence AC

DJ June New York Club Chart ニューヨーク・クラブチャート– February 18, 2014

Ty Dolla $ign

Ty Dolla $ign

1             Paranoid – Ty Dolla $ign feat. B.O.B.

パーティーのヒップホップ曲で今一番あついのがこれ。DJ Mustardプロデュース、twerkノリのサウンド。Paranoidを筆頭にマスタード作の曲をつなげてかけると盛り上がります。この次に人気なのはクリス・ブラウン&キッド・インクの、”Show Me”かな。

This bouncy hit produced by DJ Mustard is the hottest hip-hop joint at the party for the moment. Starting off with “Paranoid and throwing a few more songs by Mustard would be the perfect set to move the crowd. My next choice would be “Show Me” by Chris Brown and Kid Inc.

2.         Nana – Trey Songz

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DJ Mustard、第二弾。がんばってますね。マスタードの新作はなんと、トレイ・ソングズがあのフージーズの懐かしの名曲、Fu-Gee-Laのコーラスをそのまま歌っています。ちょっとせつない感じのR&B、一度聞いただけで耳に残ります。ヒット間違いなし

The song number 2 is Trey Songz’ “Nana,” also produced by DJ Mustard is using Fu-Gee-La sample. Nice song.

3.         Higher Ground – TNGHT

先週の日曜日はバスケットボールのオールスターゲームがありました。それでだったのか、最近この“Higher Ground”がクラブでよくかかっていたような……。AdidasコマーシャルでNBAプレーヤーが出てて、この曲がバックグラウンドでした。あまりクラブに行かないスポーツライターの友達も、久しぶりにパーティーに来てくれた際、この曲を聞いて「Higher Ground だ」と喜んでました。Kendrick Lamarもこの曲でフリースタイルしてて、かなりかっこいいです。

“Higher Ground” to me is like an unofficial anthem for Basketball Games. I saw NBA players on Adidas TV commercial and this song was played on the background. Kendrick Lamar is also featured on the track.

June

DJ June This Week’s Events
Tue Feb. 18 – Toca Tuesday @ Sutra Tony Touch w/ Guest DJ Jazzy Joyce

Thurs Feb. 20 – 10pm @ bOb (235 Eldridge street b/w Houston & Stanton)
Fri Feb. 21 – 11pm @ Providence AC in Tropicana Hotel Atlantic City
Sat Feb. 22 – 10pm @ Providence AC

[Black History Month]知っておきたいブラック・ヒストリー:フレデリック・ダグラスのこと

Frederick Douglass c1860s

Frederick Douglass c1860s

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黒人歴史月間(ブラック・ヒストリー・マンス)に寄せて
知っておきたいフレデリック・ダグラスのこと

日本ではあまり知られていないかも知れませんが、アメリカの黒人の間で、元奴隷で後の奴隷制廃止運動の指導者、フレデリック・ダグラスのことを知らない人はいません。2月は黒人歴史月間、現在のオバマ大統領に匹敵するくらい、全米の黒人たちに勇気を与えたフレデリック・ダグラスのことをご紹介したいと思います。

Frederick Douglass 奴隷制廃止運動家

1818年、今から200年近く前にメリーランド州の奴隷として生まれたフレデリックは、肌の色もアフリカ系奴隷より薄く、顔立ちも黒人離れしていたことから、父親はご主人さま(マスター)の白人ではないかとされています。身長約190cmでがっしりした体格で繊細な顔立ちのフレデリックは女性にもてたようです。

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当時は黒人が読み書きを勉強することは違法でしたが、奴隷として仕えた女主人から習い、フレデリックはこっそり学習を続け学問を身につけました。20歳の頃、自由の身で白人家庭の召使いとして働いていた黒人女性と知り合ったフレデリックは、彼女の経済的援助を得てプランテーションからの脱走を計り、無事にニューヨークに辿り着きます。紆余曲折を経て、自由を勝ち取り、「フレデリック・ダグラス自叙伝:アメリカの奴隷」を1845年に出版しました。当時、奴隷の生活を描いた著書はほとんどなく、彼の著書はベスト・セラーを記録し、フランス語、オランダ語などに翻訳され多くの人に読まれました。その後も黒人というだけで人権を蹂躙する奴隷制の廃止を訴え、アメリカ中を回り講演活動を続けました。

ちなみに、最近話題になったアカデミー賞候補映画「それでも夜は明ける」の原作、ソロモン・ノーサップの書いた実話、「12年の奴隷生活(12 Yeas A Slave)が刊行されたのはその約8年後の1953年です。

アメリカの学校では必ず歴史の時間にフレデリック・ダグラスのことを学びます。日本の教科書に書かれているかどうか知りませんが、ブラック・コミュニティーでは常識。彼の功績を讃えて、フレデリック・ダグラスの名前にちなんだ学校や美術館、図書館、各教育設備、道路などが巷に溢れています。

フレデリック・ダグラスの故郷、メリーランドを訪ねて

The Academies at Frederick Douglass High School (Baltimore)
フレデリック・ダグラス・ハイスクール

フレデリック・ダグラスの名前を冠した施設の中でも有名なのがメリーランド州のバルチモア市にある高校、フレデリック・ダグラス・ハイスクールです。

Frederick Douglass High School in Baltimore

Frederick Douglass High School in Baltimore
(2301 Gwynns Falls Parkway, Baltimore, Maryland 21217)

設立は1883年、黒人の子供たちの教育機関としてスタートし、1920年代になってから、フレデリック・ダグラスにちなみ、学校名を改めました。 全米で一番古いアフリカン・アメリカンのための高校です。由緒ある学校でしたが、最近は生徒たちの学力があまり振るわず、名前負けなのでは…….という声も聞かれるとか。卒業生にはドゥルー・ヒルのメンバー、ジャズがいます。

Jazz (far left)

Jazz (far left)


Frederick Douglass – Isaac Myers Maritime Museum (Baltimore)
フレデリック・ダグラス/アイザック・マイヤーズ海洋博物館

バルチモアの港、フェルズ・ポイントにフレデリック・ダグラス/アイザック・マイヤーズ海洋博物館というのがあります。ついこの前、ここに行ってきました。

Frederick Douglass - Isaac Myers Maritime Park

Frederick Douglass – Isaac Myers Maritime Park

ごくありきたりな歴史博物館だろうとあまり期待もせずに行ったのですが、想像していたものとは大違い。まず、建物がモダンで素晴らしくてびっくり。展示内容も「奴隷」というよりは、フレデリック・ダグラスの造船技術者としてのスキルに焦点を当てていて、まさに海洋博物館なのです。1800年代のバルチモアの歴史はもちろん、造船技術の発達など興味深い展示物がたくさんありました。館内のバイブも良く、気持ちよい空間です。入場料5ドルの価値あり。

Waterfront Kitchen
ウォーターフロント・キッチン

Screen Shot 2014-02-16 at 5.15.32 PM

Waterfront Kitchen

博物館の一階にあるレストラン、「ウォーターフロント・キッチン」はバルチモアの港が一望でき、最高の眺めです。フィレ・ミニォン、パスタのほか、有名なクラブ・ケーキもあります。スペシャル・イベント会場もあり、結婚式場としてとても人気があるそうです。

Screen Shot 2014-02-16 at 5.20.50 PM

Maryland crab cakes

Frederick Douglass – Isaac Myers Maritime Museum
Waterfront Kitchen

1417 Thames Street, Baltimore, Maryland 21231
Tel: (410) 685-0295