ニーヨへの10の質問 Ne-Yo Interview by Ken Simmons

この日、8人のうち7人がサンドイッチを選びました。ベリーはその曲を買うほうを選んだたったひとりの人でした。ベリーによると、これが数少ない、ルールを曲げてまで曲をリリースした一例なんだそうです。「マイ・ガール」は一位に輝いたヒットで今では誰もが知るクラシックになっています。ベリーは、自分の直感を信じろ、といいたかったのです。もちろん、ほかの人たちの意見も大切ですが、自分の意見も大切にしろ…..ということなのです。

ぼくはモータウンのアーティストと同時にモータウンのエグゼクティヴという難しい立場にいます。類似した面とあきらかな違いがあります。アーティストとしてのぼくは自分のヴァイブや感情、意識といったものが最優先ですが、エグゼクティヴの立場からするともっと現実的にならないといけない。アーティストの立場だったら考えなくてもいいようなこと、たとえばラジオ局ではこの曲をかけてくれるだろうかとか、マーケティング的にどうか、ティーンの女の子たちに受けるだろうか……そういったことも考えないといけない。

Ne-Yo in Red Tails

質問6:音楽に加えてあなたは俳優業のほうでも大変成功しています。プロの殺し屋を演じたり、「CSI:NY」テレビではタスケジーの空軍兵士の役を演じています。俳優としてこれまでのハイライトは何ですか。

Ne-Yo: いずれの役柄もぼくにとっては特別です。まったく違うキャラクターなんです。「CSI:NY」の話があったとき、「とくかく自分とはまったく違う役をやりたい。」ってお願いしました。いつもの自分のイメージとはかけ離れた悪役をやりたいと思いました。最初のシーンは女性を連れて帽子をかぶってエレガントな場面なんですが、それからがひねりが利いていて、いきなり3人殺してしまう。

「Red Tails」はぼくにとって一番のハイライトですね。タスキジー空軍兵士団はとてつもない逆境を乗り越えた、あらゆる至難に打ち勝った人たちです。もともとダメだと思われていたんです。一般市民とさえみなされていませんでした。彼らの功績にはとても勇気づけられました。ぼくがこれから立ち向かう困難なんて彼らのそれに比べたらちっぽけなものです。だから、成し遂げられないかもしれない、これは手ごわいぞと思うような試練でもぜったいに不可能ではないって思えるようになったのも、彼ら、タスキジー・エアメンから勇気をもらったからなんだと思います。ぼくがこの先ぶち当たる障害だって、彼らのことを考えたら絶対打ち勝てる、そういう自信がつきました。

質問7:あなたはニューヨークで8月の行われたマイケル・ジャクソンのバースデー・コンサートのヘッドライナーでしたね。あなたにとってマイケルはアイドルですし、実際に一緒に仕事をしたことがありますが、最初にマイケルから電話がかかってきたときはどうでしたか。

Ne-Yo:   がちゃっと切りましたね。絶対いたずら電話だと思ったんです。ぼくの携帯にかかってきたんですが、いったいどうやって番号を手に入れたのかな。誰もマイケルにぼくの番号をあげたって告白した人がいないんですよ。でも、マイケルはまた電話くれたんです。次のアルバムの曲をやってほしいって頼まれたんです。もちろん、大感激ですよ。これまで長く業界でやってきましたけど、マイケルと数週間一緒に仕事した時のほうがこれまで学んできたことよりもっと知識がつきましたね。彼がぼくの曲にいろいろ意見を言ってくれたんですが、音楽制作、作詞、とにかく驚くほど知識が身につきました。最高の体験ですね。彼のために何曲か作ったんですが、ロンドンでの「This Is It」コンサートのあとにレコーディングする予定でした。でも、レコーディング開始の直前に亡くなってしまいました。

マイケルほど頂点を極めた人はいないし、これからもでないと思います。第二のマイケル・ジャクソンなんてありえないですね。あそこまで成功に対してハングリーな人はいないからです。彼には音楽がすべてでした。あれほど何時間もぶっとおしで仕事する人はいないですよ。とにかく献身的で、細部に拘る完璧主義者ですね。彼から、音楽ビジネスについて「何が正しくて何が間違っているか」といったこともいろいろ聞きました。彼のために書いた曲がまだ何曲もあるんですが、それをどうしようか迷っています。追悼アルバムとしてレコーディングしてその収益をチャリティに寄付しようか、などと思っています。

質問8:チャリティといえば、あなたはご自分でも2007年に「the Compound Foundation」を設立して養子フォスター・ケアやグループ・ホームに援助していますね。そういった基金を設立したことで何を成し遂げることができましたか。

Ne-Yo:  子供たちに、これまでどういう生い立ちだったのかということより、これから将来どういった人間になりたいかということを教えたい、それがぼくの願いです。企業家促進トレーニング・コースや教育プログラム、奨学金制度、音楽スタジオ提供、養子縁組エージェンシーへの資金援助といったさまざまな事業をやって少しづつ成果が上がってきています。

フォスター・ケアを経て、その次の段階は子供たちが社会に適応していけるよう指導していかないといけない。残念ながら、現在のフォスター・ケアのシステムは、素行の悪い子供たちは薬で鎮静すればいい、と薬に頼りがちなんです。そういう子供たちがやたら薬に詳しくて、薬づけになってしまっている事実を知って驚きましたね。薬物で押さえるんじゃなくてもっと根本的な指導をすべきなんです。大人たちがもっと積極的に問題児をしつけないといけないと思います。フォスター・ペアレントが子供が言う事をきかないと訴えるのもわかりますが、一方、子供たちがフォスター・ホームをたらい回しにされているという事実も問題なんです。常に知らない大人やわけのわからない人たちの間を、身の回りのものをゴミ袋に入れて行ったりきたりしなければいけないんです。もし、うちのチャリティー基金のことを知りたい人は是非、ホームページをチェックして下さい。www.compoundfoundation.org. (次ページへ)

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