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ニューヨークにビッグアーティスト集結!スーパーボウル・パーティ特集 SuperBowl Parties in New York!

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ハーフタイム・ショーでパフォーマンスするブルーノ・マーズ

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ニューヨークはNFLフットボールのチャンピオンシップ、スーパーボウルの話題で持ちきりです。もともと国民的なイベントですが今年はニューヨークエリアでの初開催ということもあって、34丁目にあるメイシーズからタイムズ・スクウェアのある47丁目までのブロードウェイ沿いは「スーパーボウル大通り」と名付けられ、交通を遮断しフットボール・ファンたちのための広場に大変身してしまいました。特設ステージを設置したり、トボガン(toboggan)そりが登場したり、まるで遊園地のよう。

Super Bowl Boulevard

Super Bowl Boulevard

メインのゲームは今週の日曜日(2/2)ですが、ニューヨークの街はお祭り騒ぎの真っただ中です。会場はお隣りのニュージャージー州ですが、マンハッタンに流れこむ観光客目当てのパーティーやコンサートがあちこちで開催されています。「ハーレム2ニッポン」の読者のかたの好きそうなイベントもたくさんありますのでご紹介します。

ハイライトはジェイZのパフォーマンスが観れる土曜日2/1のディレクTVスーパー・サタデー・ナイト。招待客オンリーですが、お金がモノを言うアメリカですからフトコロに自信のあるかたにお勧めStubhub.comに連絡すれば$1,300くらいでチケット入手可能とのこと。

Kendrick Lamar

Kendrick Lamar

ほかにも、土曜日2/1Maximパーティーに出演する今一番売れっ子のラッパー、ケンドリック・ラマーを見たい人は$1,500くらい出せば楽しい思いができそうです。美人モデルがたくさん集まるパーティー。

オールド・スクール・ファンのためのパーティーもあります。昔懐かしい、ファンクマスター・フレックスの「トンネル」パーティーを再現!フレックスのほか、DJサイファ・サウンズ、ビッグ・キャップなど、ベテランDJたちがバシバシとレコードを擦ってくれることと思います。こちらはまだチケット入手可能なので問い合わせてみてください。金曜日((1/31) 11時30分会場。場所はB.B.King。 http://www.bbkingblues.com/

以下、パーティーのスケジュールです。

List of Parties

Monday, Jan. 27

VH1 Super Bowl Blitz  @ Queens College, Flushing, Queens / Performance by J. Cole

Tuesday, Jan. 28

VH1 Super Bowl Blitz @ Lehman College, The Bronx / Performance by Janelle Monae

Wednesday, Jan. 29

VH1 Super Bowl Blitz @ Brooklyn Bowl, Brooklyn / Performance by Fall Out Boy

Citi Evenings With Legends @ McKittrick Hotel, New York City / Performance by John Legend

Thursday, Jan. 30

VH1 Super Bowl Blitz @ Beacon Theatre, New York City / Performance by TLC

TLC

TLC

Citi Evenings With Legends @ McKittrick Hotel, New York City / Performance by Band of Horses

Bud Light Hotel @ Pier 88, 48th St. and 12th Ave. New York City. Invite only. Performances by The Roots, Run-DMC and Busta Rhymes.

Fox Sports 1’s Thursday Night Super Bash @ Time Warner Cable Studios (Manhattan’s Meatpacking District) / Performance by Kings of Leon

Friday, Jan. 31

VH1 Super Bowl Blitz – @ St. George Theatre, Staten Island / performances by Goo Goo Dolls

Shape and Men’s Fitness – 7:00pm @ Cipriani 110 East 42nd Street, New York City $1,500 per person /performances by John Legend, Mary J. Blige and Marc Anthony.

Robin Thicke

Robin Thicke

ESPN 10th Annual Super Bowl Party – 9:00pm @ Pier 36, 299 South Street, New York City $400 – $3,190 / performances by Kendrick Lamar and Robin Thicke. DJ by Jermaine Dupri.

Howard Stern 60th Birthday Bash @ Hammerstein Ballroom, New York City

JBL Party @ Beacon Theater, New York City / Performance by Maroon 5

Citi and Live Nation’s Evenings With Legends @ Roseland Ballroom, New York City / Performance by The Black Keys

Bud Light Hotel @ Pier 88, 48th St. and 12th Ave. New York City / Performances by Imagine Dragons

ASPIRE’s Ultimate 70s Soul Party @ Time Warner Cable Studios (Manhattan’s Meatpacking District) / Performance by The O’Jays

The 15th Annual NFL Super Bowl Gospel Celebration 7:30pm @ Madison Square Garden, New York City / Performances by Patti Labelle, Mary Mary, Natalie Grant, Tamela Mann and Donnie McClurkin

The Legendary Tunnel Party 11:30pm @ B.B. King Blues Club and Grill, New York City – DJs Funkmaster Flex, Cipha Sounds, Riz and Big Kap

Saturday, Feb. 1

 VH1 Super Bowl Blitz / Gavin DeGraw,@ The Wellmont Theatre,  Montclair, NJ / Performance by Gavin DeGraw

Super Bowl Boulevard Concert Stage at Broadway & 40th St. – New York City / Performance by Blondie

Eighth Annual DirecTV Celebrity Beach Bowl (daytime event) @ Hudson River Park at Pier 40, New York City / Performance by Paramore

Bud Light Main Event Concert @ Pier 88, 48th St. and 12th Ave. New York City / Performances by  Foo Fighters and Zac Brown Band

REVOLT Concert @Time Warner Cable Studios (Manhattan’s Meatpacking District) / Performance by Drake featuring special guest Diddy (private party)

WFAN’s Big Hello To Brooklyn 7:00pm @ Barclays Center, Brooklyn / Performances by Red Hot Chilli Peppers feat. New Politics, MS MR, J. Roddy Walston & The Business, Basic Vacation

Hot 97’s Light It Up Concert @ Hammerstein Ballroom 311 W. 34th Street, New York City / Performances by Janelle Monae, SchoolBoy Q, Sevyn Streeter, Mack Wilds, DJ Cassidy, Just Blaze and Been Trill

Maxim Party @ Espace, 635 W 42nd St, Manhattan / Performance by Kendrick Lamar

DirecTV Super Saturday Night 10pm @ Hudson River Park Pier 40, 353 West St., New York City / Performance by Jay Z

Jay Z

Jay Z

 Sunday, Feb. 2

Pepsi Halftime Show @ MetLife Stadium, New Jersey / Performance by Bruno Mars&Red Hot Chilli Peppers

Bud Light Hotel /Pepsi Tailgate Party @ Pier 88, 48th St. and 12th Ave. New York City / Performances by Fall Out Boy and Jake Owen

Chris Tucker is Baaack!! クリス・タッカー復帰ツアー

Chris Tucker

Chris Tucker

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Chris Tucker is Baaack!!
クリス・タッカー復帰ツアー

過去の税金を払っていないとして12ミリオン・ドルという膨大な追徴金の支払いを命じられて財政難に窮しているクリス・タッカーの「Guess Who’s Back Tour」がソールド・アウト続出という大盛況を収め、最後のNYアポロ劇場の公演で幕を閉じました。12月の13日と14日の2回公演のうち、運良く14日のチケットを入手、3階一番後ろのステージから最も遠い席でしたが、大好きなクリス・タッカーを生で見ることができたのでさっそくレポートいたします。

前座はロンドン・ブラウンとテリー・ホッジズというふたりのコメディアンがおのおの30分ずつのステージを務めました。特に無名のロンドン・ブラウンがネタ、物真似とも素晴らしくアポロ劇場のオーディエンスを思いきり笑わせてくれました。デンゼル・ワシントンがガソリン・スタンドの従業員だったら…..という想定の物真似や、ジェイZのラップを真似てみせたり、さらにはこの日の主役、クリス・タッカーのハイパーな喋りをそのまま再現してみせたりと高度なスキルでオーディエンスを湧かせました。

待ちに待ったクリス・タッカー、ファンキーなジェームス・ブラウンの「ペイバック」をBGMに華々しくダンスしながらの登場です。最初のトピックはオープニング曲に相応しい「税金問題」。すでに「クリス・タッカー、税金地獄!IRSが12ミリオン徴収通達」とニュースで報じられているので全米ブラック・コミニティーの常識になっています。

Chris Tucker & Jackie Chan

Chris Tucker & Jackie Chan

開口一番、「 IRSはマフィアよりタチが悪い」とタイムリーなジョークでウォーム・アップ。「ラッシュ・アワー」シリーズで大スターの座を築き、続編のパート3では何と25ミリオン・ドルも稼いだというクリス。「お金がいっぱい入ってきて,隣同士の家を2軒もいっぺんに購入しちゃった。オレのお隣りさんがオレ…….なんて、わけわかんなくなっちゃったりして……(笑)。稼いだお金は全部自分のものだと思ったのに……。」と税金問題に発展した経緯をほのめかします。IRSに追われて大ピンチ、仲良しのジャッキー・チェンに相談してはみたものの、「クリス、おまえブロークなのか。ま、アメリカの国自体がブロークだからな。」と取り合ってくれないとか…….。「誰も信じちゃいけない。特にウェズリー・スナイプスから税金のアドバイスなんか聞いちゃだめだよ。‘クリス、お前、まだ国にタックスなんか払ってるのか?オレなんかブレードのヒーローだし、タックスなんか払わないぞ’なんて入れ知恵されて信じようもんなら刑務所行きだからな。」と茶化します。

この背景をよく知らない人のために付け加えておくと、ウェズリー・スナイプスは脱税容疑で有罪となり、懲役3年を言い渡され2010年より現在も服役中なのです。彼の税理士が所得税は海外での所得に対して課せられるものであって国内での収入は対象にならないと主張、それを真に受けたウェズリーが納税を拒絶、その結果裁判沙汰となり敗訴し刑務所に行くハメになりました。そんなことに取り合うなんてバカバカしいと思うかもしれませんが、実際に所得税不払い運動を起こしているAmerican Rights Litigators というが団体が存在しているのです。

Ice Cube & Chris Tucker in Friday

Ice Cube & Chris Tucker in Friday

有名人をカモにする詐欺師まがいの弁護士、会計士、ファイナンス・アドバイザーだらけのハリウッド、ウェズリーのように騙される芸能人は後を絶たないようです。クリスでなくとも猜疑心が強くなるのは当然かも知れません。クリス・タッカーと言えば、ヒップホップ・ファンからはアイス・キューブと共演した映画「フライデー」のキャラクター、いつもマリファナを吸ってぶっ飛んでいる「スモーキー」として知られています。1995年に公開された映画なのですでに17年経過しているのですが、今でも「よ〜、スモーキー!」と声をかけられるそうです。「オレのことスモーキーって呼ぶのはやめてくれ。」とファンのみなさんに訴えます。「あれはただのキャラクター、オレの演技がうますぎただけ。」と必死に嘆願。さらに、「アイス・キューブはラッパーだからな。‘フライデー’に出演した時のギャラなんかクサとCDだったんだぜ。」とジョークを飛ばします。

You Rock My World” PVで共演した仲良しのマイケル・ジャクソンのエピソードも披露。「マイケルのネヴァーランドに招待されて遊びに行ったら、窓の外にキリンが2頭現れてびっくり。マイケルになんでキリンが2頭いるの?と聞いたら、‘2頭じゃなくて3頭いるんだよ。みんなに紹介しようか’だって。マイケルの人徳なのか、彼だったら何をしても許されちゃうんだよね。電話で話していた時にいきなり思いついたのか、オレのこと‘クリスマス’って呼びはじめたことがあったんだ。‘クリスマスって響き、いいよね。ボク好きなだなぁ。これからはクリスマスって呼ぶことにする……。’なんて勝手に決められちゃった。最初は歯がゆかったけど、だんだん慣れてきちゃって……。マイケルのおかげで名前変更、今じゃオレの正式な名前は‘クリスマス・タッカー’だよ……。」とマイケルの思い出話は尽きません。

あっと言う間に2時間経過。チケット代60ドル以上たっぷり笑わせてもらいました。しばらく活動を休止していたクリス・タッカー、大盛況のうちに全米20

箇所を回った復帰ツアーの幕が降りました。今回のツアー収入で税金が払えるといいのですが……..。

(伊藤弥住子)

オバマ大統領再選 ジェイZも支持!‘I Got 99 Problems, But Mitt Ain’t One’

President Obama 2012

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Jay-Z オバマ支持、キャンペーン参加!

 ’I Got 99 Problems, But Mitt Ain’t One’

2012年の大統領選では多くのヒップホップ・アーティストがオバマ軍勢のキャンペーンに参加しました。そのトップはジェイZ。投票日の2日前にはなんとオハイオ州のコロンバスでオバマを応援、替え歌ラップを披露しました。ヒット曲、「99プロブレム」のフック部分、’I got 99 problems, but b**ch ain’t one’ というオリジナル歌詞を‘I got 99 problems, but Mitt ain’t one’とオバマ候補のライバル、ミット・ロムニーの名前におき替えてラップし、大喝采を浴びました。ラッパーって面白いですね。パフォーマンスのあと、ジェイZがオバマ候補を紹介、「4年前、オレたちは希望とチェンジに投票した。世の中を変えるのは一夜にしてできるものじゃないけど、確実にいい方向に変ろうとしている。」と彼の功績を讃えました。

Jay-Z at Obama Rally

オバマ現大統領再選!「明るい未来!」を約束

オバマがみごと2期当選、「明るいアメリカ合衆国の将来」を熱狂的な支持者たちに約束してくれました。

バラック・オバマの当選に必要な票、270のところ303を確保しての勝利です。ポピュラー・ヴォートとよばれる人気票も50%獲得したそうです。もともと、黒人は約80%が民主党に投票するのですが、オバマの場合は90%以上の黒人たちが投票したようです。

オバマ氏は支持者たちへ「みなさんの応援本当にありがとうございます。今後4年間は公約を果たすため、全力を尽くす所存です。」とメールを送ったということです。期待してもよいのでしょうか……..。

(伊藤弥住子)

Shawn Carter a.k.a. Jay-Z 世紀のイベント Brooklyn’s Barclays Center, The House HOVA Built

Jay-Z

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Jay Z Grand Opening Celebration at Barclays Center

 Shawn Carter a.k.a. Jay-Z 世紀のイベント

 ネッツのホームベース、「バークレーズ・センター」で行われた世紀のイベント、ジェイZのライヴを観てきました。8回公演のうちの4日目、10/1(月)のショーで、チケットの値段は$29.50と庶民価格、ブルックリンの地元の人たちに観てもらえるようジェイZ自身の取り計らいによるものだそうです。

 最寄り駅、「アトランティック・アヴェニュー」の駅名も「アトランティック・アヴェニュー/バークレーズ・センター」と変っていました。電車内の表示も一新、駅のホームにも「バークレーズ・センタ−はこちら」という表示つき。とにかく駅の真っ正面にどか〜んと建っているのです。できたばかりのスタジアムはぴかぴかです。

Barclays Center

 ジェイZのデビュー以来何度もライヴを観ましたが、毎回パフォーマンスに磨きがかかり、その成長ぶりにいつも驚かされます。初期の頃、90年代のジェイZはステージを歩き回りながらシャンペンを飲んだり、ただの不良のようなラッパーでした。ラップはデビュー当時からうまかったのですが、ライヴでの演出はほとんどないに等しく、仲間のラッパー、メンフィス・ブリークや、ラッパーでもないのにラップする元パートナーのディモン・ダッシュやら、沢山の仲間たちが舞台を占拠、みんなウロウロしながらマイクで叫び誰がラップしているかわからない、そんな時代だったのです。

 「ブルー・プリント」をリリースしたのが911の起きた当日,2001年の911日でした。後日922日に行われたジェイZのコンサートはアルバム発売記念イベントだったのが急遽「911追悼ライヴ」となり、ふだんはあまり政治発言をしないジェイZが、「ヒップホップ・ネィション全員団結してテロに負けずがんばろう」と両手を合わせてロッカフェラ・サインを出し、熱く誓ったのがまるで昨日のことのようです。

 2003年にはヒップホップ引退声明を発し、「ブラック・アルバム発表後、ラッパー最後のライヴ・コンサートをマジソン・スクウェア・ガーデンで開催しました。(のちに復帰。)

 バークレーズ・センターはコンサートの場合は収容人数約19000人ということですが、マジソン・スクウェア・ガーデン(20000収容)より大きく感じました。会場内は興奮のエネルギーがみなぎっています。8時開演、DJがオールドスクルー・ヒップホップやRBクラシックスをかけて煽ります。9時半をまわった頃、ジェイZが登場、19000人全員の凄まじい歓声があがりました。

Jay-Z Concert at Barclays Center

Jay-Z Concert at Barclays Center

 ステージにはスクリーンが設置されており、ブルックリンの歴史や著名人の映像が映し出されます。私の席はステージの真横だったため、スクリーンはほとんど見えず天井から吊るされたモニターで確認できた程度でした。ブルックリン代表、ジェイZが観客に向かって叫びます。「イズ・ブルックリン・イン・ザ・ハウス?」、「イェーーーース!」というお約束のコール&リスポンスが交わされます。オープニング・ナンバーは納得の「Where I’m From」、そして地元ベッド・スタイ出身の仲間ラッパー、故ノートリアス・B.I.G.への追悼曲、「Juicy」でBKを讃えます。「天国にいるビギーに聞こえるようにみんなも大きな声で歌ってくれ。」と観客参加を促され、みんなでフック’Uh….and if you don’t’ know, now you know, n***’を合唱しました。

 さらにヒット曲、 “99 Problems” そして”We Run This Town”と続きます。アリシャ・キーズとのコラボ曲、 “Empire State Of Mind” をラップしはじめた時、「今日は特別なゲストが来てくれたんだ。」とジガ・マンが告知……..、もしや……?期待に胸がふくらみます。フックの’In New York, Concrete jungle where dreams are made of……..’のところでまた「ウィ・ハヴ・ア・スペシャル・ゲスト・トゥナイト。」と繰り返します。ここで颯爽とアリシア・キーズが表れるはずだったのだと思います。3度目の正直、「We have a special guest tonight……」とアナウンスするジェイZの声もだんだん心もとなくなってきました。とうとう曲もおしまい、待ち人来らず……..。嬉しいサプライズがなんだか後味の悪いサプライズになってしまいました。

 ドラマーがふたり、ドラム・セットも2台、タイトなライヴ・バンドを従え、“Big Pimping’,” ”Hard Knock Life,” “Dead Presidents,“ “I Just Wanna Love U,” “Can I Live,” “Encore,” “What More Can I Say” といった懐かしい曲の数々を披露。そして、1999年のパーティー讃歌、 “Do It Again”もオーディエンス参加でパフォームしました。キレのいいラップ、みごとなフロウ、ここまで完璧なラップ・コンサートができるのは多分ジェイZをおいて他にはいないでしょう。

 空中にかざしたiフォンはまるで宇宙に散りばめられたブルーの星のよう。巨大なアリーナが満天の夜空のように光り輝きます。「今日は本当に来てくれてありがとう。オレをここまでにしてくれたみなさんに感謝します。ブルックリン、ありがとう!」ラップ・キング、ジェイZのあくまでも謙虚な言葉にじ〜んと心をうたれたフィナーレでした。

 よくぞここまでやってくれました。ショーン・カーターの晴れ姿に感動!

Shawn Carter has certainly come a long way.

 伊藤弥住子