ソウル・トレイン大賞2018 11/25(日)夜8時放映

Love, Peace & Soul !! 90年代懐メロ大会

恒例の「ソウル・トレイン大賞」、今年のホストは昔の人気TV番組、「マーティン」のレギュラーだった、ティーシャ・キャンベルと、ティチーナ・アーノルドのお笑いコンビです。

 

 

ゲストにフェイス・エヴァンス、ベル・ビヴ・デヴォ―、ドネル・ジョーンズなど、90年代に活躍したアーティスト達が勢ぞろい、懐メロ大会の夕べとなりました。グラミー賞やアカデミー賞と違い、BET (Black Entertainment Television)の番組は、(低予算なため)生放送ではなく、いつも事前に収録するのです。今年のソウル・トレイン大賞はラスベガスにて、11/17に開催されました。まだ放映されていないのに、すでに大賞の映像が一部で出回っているのはそのせいです。

 

New Jack Swing時代の大人気シンガー、アル B. シュアも久々に登場。11/15に急逝した彼のベィビー・ママ、ディディーの3人の子供の母親でもあるキム・ポーターに追悼を捧げました。

覚えていますか、アル B. シュアのこの曲。1988年のR&Bチャート一位に輝きました。

主なパフォーマンスは以下の通り。

Erykah Badu

Faith Evans

Al  B. Sure

Donell Jones

Bell, Biv, DeVoe

Carl Thomas

Jon B

Kid ‘N’ Play

11/25 (日)8:00pm チャンネルBETにて放映

お洒落なマリファナ・ショップが西海岸にオープン!

え、マリファナって、大麻、つまり麻薬ですよね?

そうです。大麻はカルフォルニア州ではすっかり解禁になっているんですよ。表向きは医療用目的ですが、レクリエーションで利用する人がほとんど。あちこちで、お店が出没、いつでもどこでもマリファナが買えるんです。ヒップホップ・アーティスト達も、「本職の音楽より儲かる」と、マリファナ・ショップを次々にオープンしています。

Bernerがオーナーの「クッキーズ」

その名も可愛らしい「Cookies Store」がカルフォルニア州、サンフランシスコに開店しました。オーナーはラッパーのバーナー(Berner)です。え、聞いたことがない?元々、マリファナ・ファンのための「カニバス・クラブ」を運営したバーナー、その活動を通して、クサが大好きなラッパー、ウィズ・カリーファと繋がり、レコード・デビューを果たしました。

音楽の方はバカ当たりとはいきませんでしたが、自称「マリファナ博士」のバーナー、カリフォルニアで昔から栽培されているカニバス、ガールスカウト・クッキーズやサンセット・シャーベットといった種類の葉っぱに改良をかさね、独自のブランド「クッキーズ」を開発しました。彼の農園では、いくつもの種類のマリファナが栽培されています。香料を加えたり、さまざまな努力により、「最高のマリファナ」をみなさまに楽しんでもらおうと日夜がんばっています。マリファナは種類もバラエティに富んでいるのできっとお好みの商品がみつかるはず。

価格はブランドにより幅があります。購入の際の単位は1/8オンス、ジョイントにすると、タバコ・サイズにして7, 8本というところでしょうか。「クッキーズ」では、ブランドにより価格に幅があり、$20(¥2,250)くらいから、デザイナー・ブランドの$70(¥7,890)くらいまで。

大麻の種子入りのビタミン・ドリンク、ヘンパイア(Hempire)というのもあります。それも、オーガニックで作った「体にやさしいジュース」だそう。お店のロゴ入りシャツ、帽子、アクセサリーもいろいろ揃っています。

以下、お店のオープニングの模様です。

サイプレス・ヒルのB. リアルの店、Dr. Greenthumb

この8月15日(日本では終戦記念日)に華々しくオープンしたお洒落なショップ、「ドクター・緑の親指 Dr. Greenthumb薬局」のオーナーは、何と、90年代に活躍したラップ・グループ、サイプレス・ヒルのB. リアルなんです。寝ている時以外はずっとクサを吸いっぱなしのB. リアル、趣味が高じてマリファナ・ビジネスを始めてしまいました。お店の場所は、カルフォルニア州のサン・フェルナンド・ヴァリ―地区です。

「ドクター・グリーンサム薬局」では、40品目以上のクサを取り揃えています。約20年にわたり大麻の研究を続けているパートナー、フジシマ・ケンジ氏と共同で開発した、南カルフォルニアで人気の OG Kushを改良したものが中心だそう。お洒落でハイエンドなドクター・グリーンサムですが、お値段のほうはバーナーの「クッキーズ」とだいたい同じくらい。1/8オンスで$25(¥2,820)くらいから揃っています。オープニングの日は、B. リアル本人が自らお店に出向き、レジ・カウンターでお客様サービスに勤めていました。

インスタの女王、エラ・メイ、デビュー・アルバム”Ella Mai” リリース!

この夏、“Boo’d Up”が大ブレイク、そしてフォローアップ曲、”Trip” を放ち、連続チャート入りという快挙を果たします。クリス・ブラウンのツアーにも参加したりと、アメリカでもエラ・メイの人気はうなぎのぼり。「あなたに首ったけ、あなたの全てが好き……..」と優しく歌いかけるエラ・メイのナチュラルな魅力が、今どきの女の子男の子の間で受けている理由のようです。

SNL 初登場!

デビュー・アルバム「Ella Mai」の発売を記念して、夕べ、11/17 (土)ニューヨークのコメディ・バラエティ番組、「サタデー・ナイト・ライヴ」に音楽ゲストとして出演しました。アーティストにとっては、この番組に出れるのは成功の証し (made it)、彼女の今後の活躍が期待されます。

“Boo’d Up”

“Trip”

アメリカの人種問題を浮き彫りにしたコメディ映画、「グリーン・ブック」公開間近!

 

映画、「グリーン・ブック」が11月16日に公開されることになりました。ジム・クロウという法律で白人と黒人が隔離されていた1960年代のアメリカ南部が舞台です。黒人クラシック・ピアニスト、ドクター・ドン・シャーリーと、彼が南部ツアーのために雇った、クラブのバウンサー、イタリア系白人の用心棒兼運転手、トニー・リップとの珍道中が始まります。最初は、お互い人種の違いもあり、緊張感がみなぎりますが、一緒に旅をしてゆくうちに友情が芽生えるという、心温まる作品に仕上がっています。(日本公開は2019年3月予定。)

ドン・シャーリーのピアノ演奏

二人とも実在の人物で、脚本もトニーの息子が手掛けています。監督は、ジム・キャリーが俳優としてブレイクしたコメディ映画、Dumb & Dumberで知られるファレリー兄弟の片割れ、ピーター・ファレリーです。黒人なのに、ケンタッキー・フライド・チキンを食べたことのないハイソなピアニスト、ドンと、白人なのにリトル・リチャードやチャビー・チェッカーなど、黒人音楽に詳しい運転手のトニーとの対比がコミカルに描かれています。ところで、この映画のタイトル、「グリーン・ブック」とは何なのでしょう。

黒人のための旅行ガイド、グリーン・ブック


まだ、法律で人種差別されていた時代、黒人旅行者のためのガイド・ブック「The Negro Motorist Green Book」、通称‘グリーン・ブック’というのがありました。このガイド・ブックには、各地で、黒人でも泊まれるホテル、モーテル、食事ができるレストラン、コーヒー・ショップなどの情報が掲載されていました。また、民間の人が自分の家の部屋を貸すといった、現在のエアーB&Bもリストされていたといいます。当時(Civil Rights Acts, いわゆる人種差別撤廃法案が1964に成立する前)は、ほとんどのホテルやレストラン は黒人お断り、特に、差別の激しかった南部では、日が沈むまでに町を出ないと袋叩きに合うなど、黒人たちにとって死活問題でした。全米をツアーする黒人ミュージシャンたちも、このグリーン・ブックを「旅行のバイブル」として愛用していたといいます。

発行人はハーレム(NY)在住のビクター・ヒューゴ・グリーン氏で、、「黒人が安心して車で旅行できるガイド・ブックを作ろう。」という発想から、このグリーン・ブックが1936年に誕生しました。ハーレムの郵便局職員だったグリーン氏は、南部の郵便局で働く仲間から、黒人を受け入れてくれる宿泊施設や、食事ができるレストランなどの情報を集め、The Negro Motorist Green Bookを刊行しました。これが大当たり。やがて、グリーン氏は郵便局を辞め、このガイド・ブックの編集に専念、西135丁目にオフィスを構え、以来、毎年刊を重ね、1966年まで発行し続けました。

「グリーン・ブック」は、メール・オーダー(通販)のほか、エッソ・ガソリン・スタンドで購入できました。「こんなガイドが必要のない世の中にならないといけない。」というのがグリーン氏の口癖だったと言います。

アメリカの人種差別を扱った映画というと、かなりシリアスなストーリーになってしまいがちですが、この「グリーン・ブック」は視点を変え、コメディ仕立てになっています。雇用主の一流ピアニストが黒人、使用人の教養のない運転手が白人という、当時は珍しかった主従関係に、当人同志はもちろん、周りも戸惑います。クラシック/ジャズ・ピアニストとして、幼少の頃からその才能を認められ、博士号まで持つ有名ミュージシャンのドンですが、当時の南部では、ただの「黒人」として蔑まれ、ひどい扱いを受けます。無教養ですが白人というだけで優遇される運転手のトニー……。南部をドライブするのに頼りになるのは「グリーン・ブック」だけ……..。ともすれば「虐げられた黒人の悲劇」というヘビーな内容になってしまいがちですが、そこが監督、ピーター・ファレリーの手腕の見せ所。そこかしこにユーモアを散らし、史実を曲げずに公民権運動真っただ中の南部の実態を見せてくれます。

監督:    Peter Farrelly

出演:    Tony Lip – Viggo Mortensen

Don Shirley – Mahershala Ali

公開:     11/16/2018 (一部では11/21/2018)