ジェロNY初公演!@ Japan Society
アメリカの黒人なのに、日本人の誰よりも「日本の心」を大切にしている演歌歌手のジェロがニューヨークのジャパン・ソサエティで初ライヴを敢行しました。
当日のショーはソールド・アウトの大盛況。ニューヨーク地元のファンだけでなく、中にはジェロのライヴを見るためだけにネブラスカからわざわざやってきたというアメリカ女性などもいて、あらためてジェロの異常人気ぶりに驚ろかされました。
そして、ステージに登場したジェロの衣装にまたびっくり。いつものヒップホップ・ファッションとちがい、光った襟のついた真っ青なスーツ姿はどことなくペンギンみたい。お辞儀のしかた、目線、曲の終わりの「ありがとうございます。」という丁寧な挨拶、すべてのしぐさが、私たち日本人よりもっとニッポンを感じさせます。
ジャパン・ソサエティで開催されたNY初ライヴは生バンドではなくカラオケで行われ、ダンサーやバック・シンガーもいないジェロの独演、ソロ・パフォーマンスを思う存分披露してくれました。舞台天井から吊るしたミラーボールの燦々とした輝きはまるで場末のディスコのよう、ニューヨークの街にいるとは思えないニッポンの哀愁が漂っていました。
ライヴのソング・リスト
海雪(2008年のデビュー曲)
氷雨(1977年加山昭夫)
雪国(1977年吉幾三)
越後獅子の唄(1950年美空ひばり)
津軽平野(1984年千昌夫)
晴れ舞台(2008年ジェロ・オリジナル曲)
夜空(1973年五木ひろし)
待っている女(1972年五木ひろし)
夜明けの風(2012年ジェロ・オリジナル曲)
アンコール曲
上を向いて歩こう(1961年坂本九)
ライヴの後は、ふだんはあまりやらないという「ミート&グリート」にジェロ本人が駆けつけてくれ、CDを買ったお客さん全員にサインと握手の大サービス。収益金は全てジャパン・ソサエティ震災基金に寄付されるそうです。
– 次回はJEROのエクスクルーシブ・インタビュー!!-