祝!ジューンティーンス (June Nineteenth) 154周年

Happy Juneteenth 2019

ジューンティーンスとは1865年6月19日、テキサスで発令された黒人奴隷解放宣言を記念するお祝いのことです。今年で、154回目を迎えました。私たち日本人にとってはあまり馴染みがないし、関係のないことのように感じますが、アメリカに住む黒人たちにとっては、忘れることのできない大きな歴史の一幕だったようです。実際には、この「黒人奴隷解放宣言」が発令されたあとも、さらにジム・クロウ法などで、黒人差別が続くのですが………。今でも、「ジューンティーンス」については、アメリカの公立学校の教科書には載っていません。

過去に、ハーレム2ニッポンでも Juneteenthを取り上げたことがあるので、興味があれば以下、チェックしてみて下さい。

https://harlem2nippon.com/?s=juneteenth

伊藤 弥住子

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ヴィ―ガン・ラッパー、Rza からのお願い!

Vegan Rapper Rza Urges New York City To Ban Fur


Ghostface Killah & Rza

ウータンのリーダー、菜食主義者(ヴィーガン)のリザ(Rza)が動物の毛皮の製造・販売を禁止する法案制定に協力するよう呼び掛けています。

この4月、次期、ニューヨーク市長の椅子を狙っている、民主党のコーリー・ジョンソンが、毛皮製品のニューヨーク市内での製造、販売を禁止する法案を提出しました。

これを受けて、ヴィーガン歴20年、スタテン島出身のラッパー集団 Wu-Tang Clan総帥、Rza こと、ロバート・ディグスが賛同、「みんなも動物保護のため、この法案をサポートしてください。」と声明文を出し、拡散を訴えました。

Rza 曰く、「この地球上に、生きたいと思わない生物なんて存在しない。」ごもっともです。

すでに、Versace、Gucchi、Prada、Michael Korsなどが、今後、毛皮製品を扱わないことを発表しています。

Malcolm X Day – 生きていたら94歳、誕生日おめでとう、マルコムX

Happy 94th Birthday, Malcolm X

5月19日はマルコムXのお誕生日です。生きていたら94歳になります。

黒人社会だけでなく、世界に影響を及ぼしたマルコムXの功績をいま一度おさらいしてみませんか。

マルコム・リトル、1925年5月19日、ネブラスカ州オマハ生まれ。父親のアール・リトルは「アフリカに帰ろう運動」の指導者、マーカス・ガーヴィーの支持者で、その組織、UNIA (Universal Negro Improvement Association) のオマハ支部長でした。黒人の尊厳を主張し、誇り高い父親でしたが、その、“白人には屈しないぞ”という態度は、クー・クラックス・クラン (KKK) など、白人至上主義者たちから反感を買い、目の敵にされます。とうとう、マルコムが6歳だった1931年、アール・リトルは手足を縛られ、市電 (streetcar) に轢き殺されてしまいます。マルコム少年は、父を殺したのは紛れもなくあいつ等(白人至上主義者)の仕業だと信じ込み、白人たちを忌み嫌うようになりました。

自暴自棄な青春時代を送り、刑務所で「Nation of Islamネィション・オブ・イスラム」という、ブラックのモスレム過激派組織のことを知ります。指導者のエライジャ・モハメッドに、手紙を書き、ネィション・オブ・イスラムに入門しました。出所後は、心を入れ替え、イスラムの教えに従い、「NOI ネィション・オブ・イスラム」の活動に身を捧げようと誓います。こうして、奴隷を引きずっていた「マルコム・リトル」は、「マルコムX」に生まれ変わったのです。背が高くハンサムな容貌、カリスマ性とパワフルで巧みな演説で、マルコムはやがてエライジャの右腕的存在になります。

1954年、マルコムは、NOI のモスク、ニューヨークはハーレムの第7テンプルを任されます。あらたな会員をリクルートするのがマルコムの当面の務めでした。集めた会員の数は、25,000、または75,000とも言われています。マルコムは、「白人は悪魔だ。オレたち黒人は、自分たちの社会を作らないといけない。」などとハーレム路上で演説し、その影響力はしだいに大きくなり、FBIやCIAなどからも危険人物とみなされるようになります。

厳しい表情で演説するマルコムの印象が強いのですが、知られざる面もたくさんあります。たとえば、当時流行っていたダンス、リンジー・ホップがすごく得意でダンス・コンテストで優勝したりとか、まだ NOI に入る前、ハーレムのレストラン、「ジミーズ・チキン・シャック」で冗談をいいながら皿洗いをしていた仲間が、のちに有名なコメディアンになったレッド・フォックスだったり……。映画、「風と共に去りぬ」を観た時、スカーレット(ヴィヴィアン・リー)の女中、プリッシー(バタフライ・マクィーン)の甲高い声と、描かれ方のバカさ加減に幻滅したなどなど…..。

マルコムXの功績を知る上でとても役に立つのが、黒人作家、アレックス・ヘイリーの書いた伝記、「マルコムX – The Autobiography of Malcolm X」です。スパイク・リー監督の1992年の映画、「マルコムX」も、ヘイリーの本に基づいています。なぜ、アレックス・ヘイリーなのか……..、それは、マルコム本人が伝記の執筆を依頼したのがヘイリーだったからです。エライジャ・モハメッドが、組織のティーンの女性メンバーを孕ませて子供を産ませている、という噂を聞いたマルコムはその実態を暴き、ネィション・オブ・イスラムから脱退します。そして、あたらな組織、アフロ・アメリカン・ユニティを立ち上げます。この頃から、自分の命は NOI に狙われている、もう長くない、と察知し、伝記を残そうと考えるようになりました。マルコムは、以前、「プレイボーイ」のインタビューで会ったライター、アレックス・ヘイリーに感銘を受けていました。掲載された記事は、マルコムの意志をそのまま伝えていたからです。彼なら任せられる…….。「この伝記が出た時に、まだオレが生きていたら奇跡だね」、ヘイリーにそうつぶやいたマルコムX。その懸念は残念ながら的中してしまいました。1965年2月21日、ハーレムのオーディボン・ボールルームで演説中に、マルコムは糾弾に倒れ、39歳の生涯を終えたのです。自叙伝、「マルコムX – The Autobiography of Malcolm X」が出版されたのは、マルコムの死後、1965年10月のことでした。

マルコムX 5/19/1925 – 2/21/1965

Wu-Tang Clan:Of Mics And Menウータン・クラン、TV特別ドキュメンタリー 「マイクと男たち」5/10から放映!

90年代、ヒップホップの黄金時代に、本物のゲトー・アチチュードでニューヨークを揺さぶったラップ・グループ、ウータン・クランの実態に迫るドキュメンタリー番組(4回連続)「ウータン・クラン:マイクと男たち-Part 1」が、5/10 () に放映されます。 続きを読む