ジョーダン・ピール監督映画 “Get Out”、Pディディーも大絶賛!Get Out’s Ending & Message Explained

 

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ホラー映画という枠に収まらない、コメディ・ドゥオKey & Peeleの片割れのジョーダン・ピールが監督した映画「ゲット・アウト」が爆発的にヒットしています。

私たち日本人にとって、非常に分かりにくい人種問題(ここでは黒人と白人の人種問題のこと)を題材にしたホラー/コメディ映画、「ゲット・アウト」が公開(2/24)以来予想外に当たり、予算$4.5ミリオンで制作した映画が、すでに$110ミリオン以上の収益を上げています。特に黒人たちの間で大ウケ、Pディディーも「最高の映画!」と大絶賛。

トランプ大統領が就任し、移民問題が白熱、白人至上主義を掲げる社会の今、これほどタイミングのいい映画はないと思います。

 

主人公はNYブルックリン在住の若い黒人のフォトグラファー、クリス白人のガールフレンド、ローズの両親に初めて会うため、彼女の実家を訪れることに…….。クリスの従兄、ロッドの反対をよそに、バケーションがてら、ローズの両親と週末を過ごすことになりました。郊外の閑静な白人住宅地………立派な構えの邸宅に住む両親はとてもリベラルでフレンドリーな人たちでした。ところが、何だか様子が変なのです。両親主催のガーデン・パーティーに集まった白人たちはとてもナイス…….。実は、ナイスなのは特別な理由が…….。

この先は、ネタばれなので映画を見ていない人は読まないでください。

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オーガスト・ウィルソン劇「ジットニー」クロージング間近! August Wilson’s Jitney makes its Broadway debut

 

 August Wilson’s 20th Century: Jitney

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「ゲトーのシェークスピア」と親しまれているのが、詩人で劇作家のオーガスト・ウィルソンです。ピッツバーグの出身で、地元の黒人のコミュニティーを描いた作品の数々を発表しました。今、ニューヨークのブロードウェイで上演中のウィルソン作品、「ジットニー」は、彼の代表的な20世紀のピッツバーグ・サイクルという企画(10作品)のうち、最も自叙伝的な芝居だと言われています。

音楽業界でも賢いことで知られるジョン・レジェンドがプロデュースした、というのも話題になっています。本人曰く、「僕は、オーガスト・ウィルソンの大ファンなんです。彼の描くキャラクターは僕の周りにもよくいるタイプでとても親近感が湧きますね。僕も中西部の出身だし、父は工場で働いていたし、叔父は郵便配達をしていたし、ごく普通の人たちばかり。涙あり、笑いあり、登場人物たちが織り成すドラマは、ブラック・コミュニティーそのもの。ウィルソンは偉大な劇作家です。」

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August Wilson’s Jitney makes its Broadway debut

 

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Jitney is a play in two acts by August Wilson. The eighth in his “Pittsburgh Cycle“, this play is set in a worn-down gypsy cab station in Pittsburgh, Pennsylvania, in early autumn 1977.

Jitney AUGUST WILSON'S JITNEY Broadway premiere directed by Ruben Santiago-Hudson With Harvy Blanks, Anthony Chisholm, Brandon J. Dirden, André Holland, Carra Patterson, Michael Potts, Keith Randolph Smith, Ray Anthony Thomas, John Douglas Thompson

Jitney
AUGUST WILSON’S JITNEY
Broadway premiere directed by Ruben Santiago-Hudson
With Harvy Blanks, Anthony Chisholm, Brandon J. Dirden, André Holland, Carra Patterson, Michael Potts, Keith Randolph Smith, Ray Anthony Thomas, John Douglas Thompson

Regular cabs will not travel to the Pittsburgh Hill District of the 1970s, and so the residents turn to each other. Jitney dramatizes the lives of men hustling to make a living as jitneys—unofficial, unlicensed taxi cab drivers. When the boss Becker’s son returns from prison, violence threatens to erupt. What makes this play remarkable is not the plot; Jitney is Wilson at his most real—the words these men use and the stories they tell form a true slice of life.

 

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ドナルド・トランプ大統領がブラック・ヒストリー・マンスを語ると・・・ Donald Trump’s Narrative of the Life of Frederick Douglass


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ワシントンDCにあるホワイト・ハウスにほど近い、ナショナル・モールにアフリカン・アメリカン歴史博物館がオープンしました。昨年の9月の開館より、見学希望者が殺到し連日ソールドアウトの大盛況だそうです。トランプ大統領も初めて訪れたとニュースになっていました。

トランプ大統領が2月の「ブラック・ヒストリー・マンス」に寄せて、メッセージを発表しています。ちょっと前のニュースですが、内容は以下の通りです。

「みなさんもご存じのように、ナショナル・モールにミュージアムができて、キング牧師やいろいろなことを学ぶ機会に恵まれたことを誇りに思います。フレデリック・ダグラスの素晴らしい功績はその一例です。こんにち、彼の功績はさらに再認識されてきていることと思います。ハリエット・タブマン、ローザ・パークス、そして何百万というアメリカの黒人たちのお蔭で、今のアメリカがあるのです。非常に大きなインパクトです。」

相変わらず何を言っているのか不明で、これだけでは、ダグラスが何をした人なのかわかりません。というか、トランプ自身、フレデリック・ダグラスのことを少しでも知っていると思えないのです。

そもそも、フレデリック・ダグラスって誰?

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