Budweiser Made In America Festival
ニューヨークの夏を感じるのはフリー・コンサートです。この日曜日、「メイド・イン・アメリカ・フェスティヴァル」の一環として開催された無料コンサートはニューヨーク港に浮かぶ2つの島で同時開催という粋な企画。
なんとヒップホップ・ソウルの女王、メアリーJブライジが出演しました。
「メアリー・J・ブライジを観に行こう」とH2Nのアドバイザー、ケン・シモンズに誘われて二つ返事で行ったところ、実はメアリーが出るのはリバティー島で行われるコンサートで、私たちの行ったガヴァナー島では別のライヴが開催されていました。主催がバドワイザーで、「ビールとハンバーガーつき」というふれ込みだったのでついつられてしまったのです。バドワイザーのウェブサイトで無料チケット差し上げます、と告知していたらしいのですが、意外に参加者が少なくて驚きました。ガヴァナー島に渡るフェリー乗船の際にプラスチックのブレスレットをはめてくれ、そこにビール券のタッグが4つと、ハンバーガーのタッグがひとつ。売店で交換するという仕組みです。タダでビールが飲めて、ハンバーガーが食べれて、無料ライヴ………。メイン・アクトはTペイン。♪Blame it on the a a a a a alcohol……..♪
Tペインのライヴが始まったのがまだ明るい夜8時過ぎ、そのあと9時にメアリーのショーが始まるとのこと。私たちのいたガヴァナー島から自由の女神がほほ笑むリバティ島は目と鼻の先。あっちに行けたらいいのに………。メアリーのパフォーマンスを巨大なホログラムで生中継をすると前宣伝していましたが、そのホログラムというのがしょぼくてびっくり。プールのような水溜から大きな飛沫があがったと思ったら、なんとそれがホログラムだったのです。ぼやぁっとしていてそれがメアリーの姿だと確認するのも至難の業……、結局、ステージに設置されていたスクリーンに映ったメアリーの映像をずっと見ていました。
ケンさんのレポートにもある通り、メアリーJブライジが披露してくれたのは全16曲。”You Bring Me Joy,” “Love Is All We Need,” “Real Love,” “Be Happy, “Love No Limit,” “My Life,””Take Me As I Am,” “Doubt,””No More Drama” and “Family Affair.”
ライブ後には花火まで打ち上げて「メイド・イン・アメリカ祭り」の幕を下ろしました。ニューヨークって楽しい街だなぁと実感した夜でした。
伊藤 弥住子