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うどんと鍋の店「なべハーレム」、テディ・ライリーの地元に誕生!No Diggity, Nabe Harlem!

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King of New Jack Swing, Teddy Rileyが育った地元St. Nicks Houses の真向いに鍋の店、「なべハーレム」が開店したのです。

まさかこんな日が来るとは思いませんでした。鍋専門店がハーレムに出現したのです。それも、真夏に………….。

「Nabe Harlem」という店がオープンすると聞いたのは昨年の冬。まさか…..、Nabe といっても日本語の鍋ではなくて、きっと外国語で違う意味なのだろう、くらいにしか思っていなかったのですが、ついにそのお店が開店しました。カンカン照りの暑い週末の午後、行ってきました。

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なんと、黒人オーナーのラリーさん6年間大阪に住んでいたことがあるそうです。関西弁が喋れるブラザーのお店で日本食が食べれるなんて、ファンキーですね。でも鍋料理専門店のつもりだったのが、設備が間に合わず、とりあえずうどんと蕎麦をメインにサーヴしているそうです。ラリーさん曰く、「ま、日本のラーメンがチーズ・バーガーなら、さしずめ、うどんはステーキってところかな。」いやぁ、ちょっと違うような…….。まぁ、「庶民的な日本食の魅力」をハーレムのみなさんにアピールしてくれているのは喜ばしいことです。

St. Nicks
ロケーションは、ニュー・ジャック・スウィングの生みの親、テディ・ライリーが育ったプロジェクト、セント・ニコラス・ハウジズの真向い、127 St. とFrederick Douglass Blvd.です。一階が鍋・うどん屋「ナベ・ハーレム」で地下がライヴ・スペース「ナベ・アンダーグラウンド」です。地下では、日替わりでジャズ、ソウル、ヒップホップなどが楽しめます。コメディ・ナイトもあるらしいのでスケジュールをチェックしてみてください。

日本で育ったグルメ(?)な私たちにしてみれば、いろいろ不満なこともありますが、この場所でうどんやそばが食べられて、ウィークエンド・ブランチにライヴ演奏が聴けるだなんて、夢のようです。ハーレムがモダンになったとはいえ、まだまだこのあたりは開発途上、そのゲトーなエリアに日本食のお店をだすだなんて、その勇気に感動。うどんはまぁまぁ、といった感じですが大学芋風な小芋のアピタイザーがなかなかイケます。レイドバックな雰囲気がなかなかナイス。

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Nabe Harlem
2367 Frederick Douglass Blvd New York, NY 10027  Map

Harlem Shake バーガー・ジョイント大繁盛!

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Harlem Shake バーガー・ジョイント大繁盛!

ハーレムにまたひとつ名所がふえました。アメリカ人が大好きなハンバーガーの店、「ハーレム・シェイク」が5月半ばにオープン、毎日地元のお客さんや観光客で賑わっています。

H2Nでも取り上げようとさっそく試食に行ってきました。マクドナルドやバーガー・キングと違って材料にこだわった本格バーガーが自慢なのだそう。だから お値段もちょっと高め(クラシック・バーガー6.95ドル)です。でもなによりも嬉しいのはビール、ワインが飲めること。Sugar Hill, Red Stripe 瓶ビールが7ドル、Stella Artois 生ビールが6ドル、ワインは7ドルより。

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さて、お味のほうは…….。有名な肉屋、「パット・ラ・フリーダ」でその日に挽いたサーロイン・パティをグリルした自慢の「ハーレム・クラシック・チーズバーガー」、確かにお肉の味がしっかりして美味しい。同じハイエンド・バーガーの「シェイク・シャック」よりもビーフをじっくり味わえるかも……。ポテト・フライ(3.50ドル)がカラリと揚がっていてマル。新鮮なじゃがいもを使い、 牛脂を加えたカノーラ油で揚げているのがおいしさの秘訣なのだそうです。お薦めはスウィート・ヤムのフライ(4.50ドル)。なぜか甘いのにビールにとてもよく合います。店名と同じ「ハーレム・シェイク」というピンクのシェイクを試してみました。ピンクだからストロベリー味?と思ったら、実はレッドベルベット味でハーレム感ありあり! 実はフライドチキン・サンド、ジャークチキン・サンドなど他にはないソウルフルなメニューもあって、「シェイク・シャック」とはひと味もふた味も違うところを出してます。

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Harlem Shake Dance

オーナーはクロアチア生まれの女性、エレーナ・ペィシックさん。ワシントン・ハイツでレストランを経営していました。「ハーレムに昔のような活気を取り戻すのに一役かいたい。」という気持ちが「ハーレム・シェイク」をオープンするきっかけになったと言います。比較的手頃な値段で誰もが楽しめる……..、バーガー・ジョイントのアイディアはそんなところから生まれたようです。店名のHarlem Shakeはもちろん、あの80年代に流行したダンスの名前にちなんでいます。90年代にバッド・ボーイ在籍のラッパー、Gデップが「Let’s Get It」で復活させた踊りです。最近のあのヘンテコな踊りとは違うそうです。

お店のインテリアは緑と白を基調としたレトロなダイナー風。映画「Back to the Future」を彷彿とさせます。BGMもモータウン・サウンドやフィリー、スタックスなどオールでディーズな感じがよくマッチしています。まだオープンして1ヶ月も経ちませんが、小さな子供連れの家族や若い恋人たちが集い、すっかり地元にとけこんでいます。ハーレム観光の休憩地点としてとても便利。夜も遅くまで開いているのでアポロ劇場の帰りにでも寄ってみてはいかが。

Harlem Shake

100 W. 124th Street
New York, NY  MAP
(212) 222-8300

11am – 11pm (weekend 2am)

レポート:伊藤弥住子、シェリーめぐみ

ハーレム史上初の寿司レストラン ”何も考えてなかったからできた”「Jado Sushi」オーナー、Mr.ノブ独占インタビュー!

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Sushi Sashimi Combo

Sushi Sashimi Combo

Jado Sushi’s Owner, Mr. Nobu Interview 邪道寿司」オーナー, ノブさんのこだわり

ハーレムに寿司屋をオープンする勇気のある人なんかいるはずがない、という私たちの予想をみごとに裏切って、「邪道寿司」が昨年の夏、フレデリック・ダグラスの114丁目にオープンしました。ハーレム初の日本人経営の寿司屋です。そのオーナーのノブさんとは一体どんな経歴の持ち主なのだろうか…….。本格的寿司レストラン「Jado Sushi」がハーレムに誕生するまの経緯をぜひ知りたい…….、その願いが叶ってオーナーの大津ノブさんにお話を聞かせてもらうことができました。以下、インタビューをお届けします。

H2N:           ハーレムにいきなり寿司レストラン「邪道寿司」をオープンしましたがなぜ? これまでも飲食店を経営されていたんですか。

Nobu:            アッパー・ウエストに住んでいたのですが家賃が異常に上がってしまって、8年前にハーレムに引っ越してきたんです。まわりに何もないんです。ハーレムにはまだまだビジネス・チャンスがいっぱいあるなぁと思いました。 私はワイン好きなのですが近所にワインの店がなかったんです。それで2007年にワイン・ショップ、「ザ・ワイナリー」をオープンしました。四畳半くらいの小さい店です。私は飲食店の経営はおろか、レストランで働いたことさえありませんでしたが、小さくやれば失敗しないものですよ。今の「ザ・ワイナリー」は引っ越して広くなりました。 近所においしい和食とワインが飲める気軽なお店があったらいいなぁと思ったのがきっかけで寿司屋をオープンしたんです。トレイベッカに辻料理学校が経営する「Brush Stroke」とかあるけど超お高いし…..。ハーレムには日本食レストランがないので、寿司屋が必要だって確信しました。それも、誰かがやる前に自分がやらないと……と思ったんです。ところが店をオープンしてやり始めたら問題だらけ……..。こんなことだと知っていたらやらなかったんじゃないかと思いますね(笑)。

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H2N:           でもこんなに素敵なお店だし、お客さんもついていて繁盛しているし、素晴らしいですね。飲食業の経験がないとのことですが、ノブさんはもともと何をしていらっしゃったんですか。

Nobu:            私は東京でデザイナーをしていました。広告会社で好きな分野でしたし、バブリーな時代でとても楽しかったんです。でも、同じことばかりしていてもダメだし、もともとインテリア・デザインが好きだったので、本格的に学ぼうと思い立って1985年にニューヨークに来ました。え、どうしてNYかって? そりゃ、NYがアートでも建築でもビジネスでも一番だから。学校に入って振り出しから勉強して、卒業後インテリア関係の会社に務めたあと独立しました。商業デザインが好きだったのでヴィジュアル・マーチャンダイズに興味を持ちました。視覚に訴えるデザインです。F.I.T. でパッケージ・デザインのコースを教えていたんですよ。ここのお店でも、料理の盛りつけや店内の照明など、私の経験が生かされています。

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H2N:           なるほど。「Jado Sushi」がユニークで遊び心があるのはノブさんのようなアーティストがやってらっしゃるからなんですね。メニューも当然ノブさんが考えたんですよね。

Nobu:            そう。シェフの方々に「料理は本格的な和食、盛りつけはフレンチで。」とお願いしました。だから食器も料理が映える白に統一しています。すべてパッケージ・デザインのコンセプトと同じです。美味しいものを美味しく見える演出をする。店内の照明はその重要なカギといえます。人間は無意識のうちに品定めをしているんです。たとえば、店内全体が白熱灯で煌々と輝いていると視点を定めることができない、落ち着かないんです。ところが間接照明でスポット・ライトをところどころに配置すると目にやさしい。心が安らぐんです。

H2N:           え、そんなトリックがあったんですか。知りませんでした。ノブさんのお店のカルフォルニア・ロールは本物の蟹を使っていて感動しました。お客さんの反応はいかがですか。

Nobu:            日本人のお客さまはみんな感動してくれるんです。アメリカ人はあまり気にしていないようですが(笑)。うちのお薦めはポーク・リブ、ベスト・セラーです。柔らかくて最高ですよ!あとシー・スキャロップも人気があります。

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H2N:           「 Jado Sushi」をオープンする際の資金はどのように集めたんですか。スポンサーとかいるのでしょうか。

Nobu:            全部自己資金。だからタイヘンです。

H2N:           それは凄い!飲食業界での経験もなく、スポンサーもつけずにご自分で全部やったんですか〜。それも、ハーレムで!とても無謀に思えますが、それを実現してしまったノブさんは本当に凄い方ですね。

Nobu:            何も考えていなかったからできたんです(笑)。

H2N:           「邪道寿司」の板前さんは日本から連れてきたんですか。

Nobu:            現地調達です。新聞広告とかで来てもらいました。ウェイターの人たちはほとんど地元の知り合いとかですね。でもちゃんとその道のプロです。美味しい料理、美しい盛りつけ、くつろげるインテリア、行き届いたサービス、それが「Jado Sushi」のモットーです。みなさん、気軽に遊びに来て下さいね。

H2N:           はい、また来ます。ノブさん、今日はありがとうございました。

私もここのメニューはいろいろ試してみましたがどれも美味しいです。先日はBento Box を注文してみました。塗りのボックスに寿司3カン(まぐろ、サーモン、はまち)と天ぷら(海老、椎茸、レンコン)、サーモン照り焼きが美しく盛りつけてあります。サラダかスープのチョイスつきでお値段は25ドル。彩りも美しくとても癒されます。

ホームページでメニューをチェックしてみて下さい。

http://www.jadosushi.com/

(伊藤弥住子)

Jado Sushi
2118 Frederick Douglass Blvd, NYC 10026
(bet 114th St.  and 115th St.)
(212) 866-2118 MAP

Jado Sushi In Harlem! 店名は邪道でも味は一流 (Closed)

(Jado Sushiは残念ながら閉店しました)

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Jado Sushi In Harlem! 店名は邪道でも味は一流

Jado Sushi
2118 Frederick Douglass Blvd, NYC 10026
(bet 114th St.  and 115th St.)
(212) 866-2118 MAP

 ハーレムにまともな寿司を食べさせてくれる寿司屋が出現!「ネオ・ハーレム」がすすむなか、待ちに待った本格派寿司屋がフレデリック・ダグラスの114丁目と115丁目の間にできました。その名も「邪道寿司」。「Ichiban」「Sushi King」など虚勢を張った名前が幅を利かせているレストラン業界で、それもこともあろうにニューヨーカーたちグルメを相手に「邪道(まともでない wrong way)」などと名乗るのはただ者ではないはず。もしや、とてつもない自信の表れなのかもしれない…….、とさっそく偵察に行ってきました。

ちゃんと日本のビールもありました。それも、メジャーなサッポロだけでなく、沖縄のオリオン、そして聞いたことのない埼玉のビールもありました。日本酒も揃っているしドリンク・メニューはかなり充実しています。日本レストランには珍しくワイン・リストがしっかりしているのには感動。味もなかなか…….値段も押さえ気味。オーナーのノブさんが地元ハーレムにあるワイン・ショップ、「The Winery」も経営していると聞いて納得。

Jado Sushi counter

御寿司を握るのは3人の日本人の板前さんです。最近はミッドタウンあたりの寿司屋でもニッポン人以外の職人さんが多いなか、ここ、「邪道寿司」は本格派です。寿司メニューはスパイシー・ツナ・ロールなど、やはり外人を意識したセレクションが中心ですが、カルフォルニア・ロールはおきまりのカニかまではなく本物の蟹を使っているところなど「日本のこだわり」が感じられます。NYの寿司屋には珍しいかんぴょう巻きもあります。外人にはあまり馴染みのないロールですが一体どんな人が注文するのか、気になるところです。ハッピー・アワー、5-7時までは飲み物が半額、ゴージャスなお店なのにお値段はわりとリーズナブルです。週末は混み合いますので予約することをお薦めします。

Seafood Salad

近所に住んでいる方は出前も頼めます。詳細はホームページをチェックして下さい。

http://www.jadosushi.com/

ハーレムに本格的な寿司屋をオープンしたオーナーの「ノブさん」って一体どんな人なのでしょう。次回、「ハーレム2ニッポン」のみなさんのためにノブさんが取材に応じてくれることになりました。NYのジャングル、ハーレムでビジネスを成功させた日本人、大津ノブさんの秘話を大公開。乞うご期待!

(伊藤弥住子)