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ハーレム・アマチュアナイトの年間チャンピオンはジャパン対コリア!?Numbers(No:Z)&Hyo-jin Kim! Asians Dominates the Super Top Dog at The Apollo!!

Numbers_pic

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アポロ・シアターのアマチュアナイト、名前くらいは聞いたことがあるでしょう? マイケル・ジャクソンスティービー・ワンダーなど数多くのスーパースターが優勝した事で世界的に知られています。その年間グランドチャンピオンを決めるスーパー・トップ・ドッグが11/27(水)開催。今回は私も観客として参加してきました。

優勝したのは日本人ダンス・ユニット、ナンバーズ=No:Z(Numbers)! で2位につけたのは韓国人ヒューマン・ビートボックスのHyo-Jin Kimヒョウジン・キムと、なんとブラック・カルチャーの聖地での年間チャンピオンのトップをアジア人が独占。

Hyojin Kim
レギュラーのアマチュア・ナイトは毎週水曜日に開催されていて、ブロードウェイ・ショーにひけを取らない人気で毎週チケットはほとんどソールドアウトしています。この日はと国スーパー・トップ・ドッグということもあって会場は超満員。ヨーロッパや全米からの観光客、そして日本人もかなり目立っていました。

まずレギュラーのアマチュア・ナイトに優勝すると次はショー・オフ、続いてトップ・ドッグ、そこでも勝つと年間チャンピオン大会のスーパー・トップ・ドッグに進むことができます。この夜は1年間勝ち抜いて来たトータル12組が出場。ホイットニー・ヒューストンも顔負けの歌唱力のシンガーや、ファンキーなエレクトリック・バイオリンなどの実力派に続いて登場したダンス・ユニットNo:Zは、素晴らしく見応えのあるアニメーション・ダンスで観客を魅了。さらにヒョウジン・キムはパワフルなヒューマン・ビートボックスで様々なビートを次々に披露して大喝采を浴びました。
アマチュア・ナイト優勝者はショーの最後に観客によって決められます。一人一人に送られる拍手と歓声が一番大きかった人が優勝。かつては感覚的に決めていましたが昨今は機械で測定。そのメーターの針が91対90のなんと1ポイント差でNo:Zヒョウジン・キムを押さえて優勝、見事賞金1万ドルを手に!!

Two Asian performers finished 1st and 2nd place at the Apollo Amateur Night, 2013 Super Top Dog on Wednesday, November 27.

The 1st place winner Numbers is a unit of two dancers from Tokyo, Japan. Their super fun ”animation” dance captivated the spectators  completely and edged the 2nd place winner Hyo-jin Kim from Seoul, South Korea, who awed the  audience with his incredible techniques of human beatbox.

No:zのパフォーマンス


Hyojin Kim
のパフォーマンス

ハーレム・アポロシアターのアマチュアナイトは毎週水曜日に開催。
超人気チケットなので入手はお早めに!
http://www.apollotheater.org/amateur-night-events
(シェリーめぐみ)

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Motown: The Musical モータウン・ザ・ミュージカル絶賛上演中![ネタバレ注意!]part-3 ダイアナ・ロス役ヴァリシア・ルケイ

Motown: The Musical Lunt-Fontanne Theatre

ダイアナ・ロス役ヴァリシア・ルケイ熱演

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「モータウン:ザ・ミュージカル」はあくまでも娯楽作品として作られています。ドキュメンタリーではないので役者が本人と似ていなかったり…..というのは大目に見ましょう。ダイアナ・ロス役のヴァリシア・ルケイの演技、歌、踊りは見物です。この役をやる前に、ブロードウェイ・ショー、「ドリーム・ガールズ」の地方公演で主役のディーナ・ジョーンズ(ダイアナ・ロス)を演じたと聞いて納得。身の振る舞いやしぐさがダイアナにそっくりなのです。ベリー・ゴーディー役のブランドン・ビクター・ディクソンも素晴らしい俳優です。とにかく歌がうまくて存在感があります。マイケル・ジャクソンは子供の頃のシーンのみですが、そのティーンの子もかなり歌えます。オリジナルのマイケル・ジャクソンとは比べ物になりませんが…….。このミュージカルを観ると、モータウン・アーティストがいかに優れたミュージシャンだったかを思い知らされます。「才能の宝庫」、それがモータウンではないでしょうか。

Motown: The Musical Lunt-Fontanne Theatreやがて世の中は黒人の公民権運動が盛んになり社会全体の政治色が強くなってゆきます。キング牧師暗殺を機に、マーヴィン・ゲイなどの社会派ソング、

”What’s Going On,” “Mercy, Mercy Me” などが注目されるようになります。大人になったスティーヴィー・ワンダーを演じる俳優のパフォーマンス、“Signed, Sealed, Delivered” は本人よりうまいのではないかと思わせるほど素晴らしくて感動しました。

Motown: The Musical Lunt-Fontanne Theatre60年代校半、次々にアーティストがメジャー・レーベルへと移籍してゆきます。モータウンのバックボーンだったプロデューサー・チーム、Holland, Dozier, Hollandも古巣を離れてゆきます。

ハリウッド移転

デトロイトで産声をあげたモータウンですが、1972年ロスアンジェルスにオフィスを移します。ダイアナ・ロスをハリウッド映画スターにしようというベリーの思惑に多くの人たちが反対しました。黒人シンガーを主人公にした「ビリー・ホリデー物語(Lady Sings the Blues)」の制作費が底をつき、ベリーの個人資産をつぎ込んで完成させるというアブナい橋を渡らざるを得なかったのです。主役を演じたダイアナは、のちにアカデミー賞ノミネート獲得という快挙を遂げました。ベリーの株は上がったかのように思えましたが、ダイアナとの関係もだんだんこじれてゆきました。

ブラック・ミュージックが一般に受け入れられるようになり、R&B産業にもメジャー・レーベルが参入してきました。アーティストのモータウン離れはさらに加速を増し、とうとう家族同然だったビッグ・ネームのマーヴィン・ゲイがコロンビアに移籍することを表明しました。「オレはアイドルでもないし、操り人形じゃない。押し付けられた音楽なんてやらない。」とマーヴィンはベリーから離れてゆきました。さらに、追い討ちをかけるようにダイアナが離別を宣言したのです。まさか……、愛が冷めてしまった今でもビジネスの関係は保てる、と信じていたベリーにとってダイアナが去ってゆくというのは強力な打撃でした。20ミリオンという当時では巨額のオファーRCAが提示したのです。ダイアナにとって世界のスターへと飛躍する絶好のチャンスでした。

ライオネル・リッチー、リック・ジェームス、ティーナ・マリー、ディバージといった若手アーティストたちが新風を吹き込んでくれたにもかかわらず、モータウンは次第にその勢いを失ってゆきます。”Brick House,” “All Night Long,” “Super Freak,” “ Square Biz,” “All This Love” 新しいモータウン・メドレーが続きます。登場するアーティストのキャラがよく出ていてあっという間に3時間経ってしまいます。

Motown Is Forever

Motown: The Musical Lunt-Fontanne Theatre最終場面はショーのオープニング、「モータウン25周年記念イベント」に逆戻り。この歴史的なイベントに出席すべきか悩んでいるベリーの姿があります。いろいろな思い出のあるモータウン。いいことばかりではありませんでした。裏切り、妬み、訴訟、裁判……..これまでの人生に疑問を感じるベリー。スモーキーが説得にきます。「ベリー、どうしても出席すべきだ。オレも間違ったことをしてきたかもしれないけど、今回だけは自信を持っていえる。ベリー、おまえは間違っている。モータウンはべリー・ゴーディーそのもの、ベリーなしにはこのショーを成功させることはできない。」

フィナーレはモータウン・アーティストが勢揃いしてヒット・メドレーで締めくくります。アッシュフォード&シンプソンの作詩作曲による名曲、Ain’t no mountain high enough, ain’t no river wide enough……….to keep me from getting to you…….とダイアナ役のヴァリシアが情熱的に歌い上げます。ベリーを演じるブランドン・ヴィクター・ディクソンが姿を表し、キャスト・メンバー全員集合して大合唱、拍手大喝采を浴びて幕が降ります。歌と踊り満載です。モータウン・ファン必見です!!

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チケット$57より

http://www.ticketmaster.com/Motown-The-Musical-tickets/artist/1776746

@ Lunt-Fontanne Theatre,
205 West 46th Street,
New York, NY
MAP

(伊藤弥住子)

‘Motown’ Opens Soon! 「モータウン」ミュージカル、いよいよ開幕!

Screen Shot 2013-03-07 at 1.56.36 PM

Motown The Musical - Logo

Motown The Musical – Logo

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「モータウン」ミュージカル、いよいよ開幕!
60年代、一世を風靡したモータウン・ミュージックの歴史を綴ったミュージカル、「モータウン」がいよいよ開幕します。プレビューは3月11日から、本公演は4月14日からです。

これまで、ダイアナ・ロスとシュープリームスの物語をミュージカル化した「ドリーム・ガールズ」など関連のショーがブロードウェイで上映されてきましたが、創始者のベリー・ゴーディー自ら脚本/プロデュースに参加するのはこれが初めての試みです。

売れないボクサーだったゴーディーがモータウン・レコードを立ち上げ、アメリカ・ポップ音楽の殿堂として君臨するに至るまでの実話を、ダイアナ・ロス&シュープリームス、テンプテーションズ、スティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、マーヴィン・ゲイなどのヒット曲をふんだんに盛り込んで綴ったミュージカルが「モータウン」です。

Motown Cast Members

Motown Cast Members

ストーリーを知っている人はもちろん、まったく知らなくても十分に楽しめる内容だそう。

ゴーディー自身が脚本を書いているので自分に都合のいいことばかりなのでは…..と訝る人もいるかと思いますが、本人のそのへんは重々承知で、「ダイアナ・ロスとの不倫関係についても赤裸々に語っている。ふたりの間にできた娘についてもそのまま事実を描いている。ダイアナが僕から去っていった時は涙がとまらなかった…….。」と告白しています。20ミリオン(ドル)のソロ・ディールを獲得したのですから、ダイアナでなくたってモータウンから移籍するのは当然とはいえますが……。

Director, Charles Randorph-Wright

Director, Charles Randorph-Wright

出演者はオーディションなどで募った実力者揃い。マイケル・ジャクソン役、スティーヴィー・ワンダー役を決めるのがとても大変だったとか…….。ダイアナ・ロスを演じるのはブロードウェイ・ショーのベテラン女優、Valisia LeKae、監督はCharles Randolph-Wright。

Valisia a.k.a. Diana Ross

Valisia a.k.a. Diana Ross

3月後半のプレビュー・チケットを入手したので追ってレポート致します。お楽しみに。

4月11日正式オープン。問い合わせは以下。

Lunt-Fontanne Theatre

205 West 46th Street, NYC

(212) 575-9200

(伊藤弥住子)

Chris Tucker is Baaack!! クリス・タッカー復帰ツアー

Chris Tucker

Chris Tucker

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Chris Tucker is Baaack!!
クリス・タッカー復帰ツアー

過去の税金を払っていないとして12ミリオン・ドルという膨大な追徴金の支払いを命じられて財政難に窮しているクリス・タッカーの「Guess Who’s Back Tour」がソールド・アウト続出という大盛況を収め、最後のNYアポロ劇場の公演で幕を閉じました。12月の13日と14日の2回公演のうち、運良く14日のチケットを入手、3階一番後ろのステージから最も遠い席でしたが、大好きなクリス・タッカーを生で見ることができたのでさっそくレポートいたします。

前座はロンドン・ブラウンとテリー・ホッジズというふたりのコメディアンがおのおの30分ずつのステージを務めました。特に無名のロンドン・ブラウンがネタ、物真似とも素晴らしくアポロ劇場のオーディエンスを思いきり笑わせてくれました。デンゼル・ワシントンがガソリン・スタンドの従業員だったら…..という想定の物真似や、ジェイZのラップを真似てみせたり、さらにはこの日の主役、クリス・タッカーのハイパーな喋りをそのまま再現してみせたりと高度なスキルでオーディエンスを湧かせました。

待ちに待ったクリス・タッカー、ファンキーなジェームス・ブラウンの「ペイバック」をBGMに華々しくダンスしながらの登場です。最初のトピックはオープニング曲に相応しい「税金問題」。すでに「クリス・タッカー、税金地獄!IRSが12ミリオン徴収通達」とニュースで報じられているので全米ブラック・コミニティーの常識になっています。

Chris Tucker & Jackie Chan

Chris Tucker & Jackie Chan

開口一番、「 IRSはマフィアよりタチが悪い」とタイムリーなジョークでウォーム・アップ。「ラッシュ・アワー」シリーズで大スターの座を築き、続編のパート3では何と25ミリオン・ドルも稼いだというクリス。「お金がいっぱい入ってきて,隣同士の家を2軒もいっぺんに購入しちゃった。オレのお隣りさんがオレ…….なんて、わけわかんなくなっちゃったりして……(笑)。稼いだお金は全部自分のものだと思ったのに……。」と税金問題に発展した経緯をほのめかします。IRSに追われて大ピンチ、仲良しのジャッキー・チェンに相談してはみたものの、「クリス、おまえブロークなのか。ま、アメリカの国自体がブロークだからな。」と取り合ってくれないとか…….。「誰も信じちゃいけない。特にウェズリー・スナイプスから税金のアドバイスなんか聞いちゃだめだよ。‘クリス、お前、まだ国にタックスなんか払ってるのか?オレなんかブレードのヒーローだし、タックスなんか払わないぞ’なんて入れ知恵されて信じようもんなら刑務所行きだからな。」と茶化します。

この背景をよく知らない人のために付け加えておくと、ウェズリー・スナイプスは脱税容疑で有罪となり、懲役3年を言い渡され2010年より現在も服役中なのです。彼の税理士が所得税は海外での所得に対して課せられるものであって国内での収入は対象にならないと主張、それを真に受けたウェズリーが納税を拒絶、その結果裁判沙汰となり敗訴し刑務所に行くハメになりました。そんなことに取り合うなんてバカバカしいと思うかもしれませんが、実際に所得税不払い運動を起こしているAmerican Rights Litigators というが団体が存在しているのです。

Ice Cube & Chris Tucker in Friday

Ice Cube & Chris Tucker in Friday

有名人をカモにする詐欺師まがいの弁護士、会計士、ファイナンス・アドバイザーだらけのハリウッド、ウェズリーのように騙される芸能人は後を絶たないようです。クリスでなくとも猜疑心が強くなるのは当然かも知れません。クリス・タッカーと言えば、ヒップホップ・ファンからはアイス・キューブと共演した映画「フライデー」のキャラクター、いつもマリファナを吸ってぶっ飛んでいる「スモーキー」として知られています。1995年に公開された映画なのですでに17年経過しているのですが、今でも「よ〜、スモーキー!」と声をかけられるそうです。「オレのことスモーキーって呼ぶのはやめてくれ。」とファンのみなさんに訴えます。「あれはただのキャラクター、オレの演技がうますぎただけ。」と必死に嘆願。さらに、「アイス・キューブはラッパーだからな。‘フライデー’に出演した時のギャラなんかクサとCDだったんだぜ。」とジョークを飛ばします。

You Rock My World” PVで共演した仲良しのマイケル・ジャクソンのエピソードも披露。「マイケルのネヴァーランドに招待されて遊びに行ったら、窓の外にキリンが2頭現れてびっくり。マイケルになんでキリンが2頭いるの?と聞いたら、‘2頭じゃなくて3頭いるんだよ。みんなに紹介しようか’だって。マイケルの人徳なのか、彼だったら何をしても許されちゃうんだよね。電話で話していた時にいきなり思いついたのか、オレのこと‘クリスマス’って呼びはじめたことがあったんだ。‘クリスマスって響き、いいよね。ボク好きなだなぁ。これからはクリスマスって呼ぶことにする……。’なんて勝手に決められちゃった。最初は歯がゆかったけど、だんだん慣れてきちゃって……。マイケルのおかげで名前変更、今じゃオレの正式な名前は‘クリスマス・タッカー’だよ……。」とマイケルの思い出話は尽きません。

あっと言う間に2時間経過。チケット代60ドル以上たっぷり笑わせてもらいました。しばらく活動を休止していたクリス・タッカー、大盛況のうちに全米20

箇所を回った復帰ツアーの幕が降りました。今回のツアー収入で税金が払えるといいのですが……..。

(伊藤弥住子)