Ne-Yo Live Concert in New York
Saturday December 1st 2018 ‑ Hulu Theater at Madison Square Garden
ニィーヨとキーシャ・コールのライブが、ニューヨークのマジソン・スクウェア・ガーデンにて行われました。正確に言うと、MSG 内のキャパシティ約3,500 のHulu Theater です。
Love キーシャ・コール
まずはキーシャ・コールが登場。デビュー当時、メアリー J. ブライジの再来と騒がれたキーシャ・コール、2005年のヒット、”Love” そして、“I Changed My Mind”………、 せつない愛を歌い上げます。
“I Should Have Cheated“、”Let It Go“、”I Remember“など、懐かしい曲が続きます。2017年にリリースしたキーシャ・コールの7枚目のアルバム、「11:11 Reset」はあまり話題になりませんでしたが、なかなかいい作品に仕上がっています。以下、”Incapable” を聴いてみてください。
踊れないニィーヨ…….?
いつもはダンサーを引連れ、優雅なダンスを披露してくれるのですが、二か月ほど前に片足を骨折してしまったニィーヨ、すでにニューヨークでのコンサートが決まっていたとあって、「踊りは厳禁」という医者の言いつけを守ることを条件に、マジソン・スクウェア・ガーデンにダンサーを伴わず登場。骨折した足にはギプス・ブーツという痛ましい姿……..。「待っていてくれるファンの人たちを悲しませるわけにはいかない。」ニィーヨの情熱が伝わります。
So Sick of Love Songs 失恋ソングのニィーヨ
ニィーヨがデビューしたのは2005年、以来、自分のアルバムだけでなく、ビヨンセ、メアリー J. ブライジ、フェイス・エヴァンスなど多くのアーティストにヒット曲を提供してきたことでよく知られています。
オープニング・ナンバーは、2006年のヒット曲、”So Sick” です。”Because of You”, “Miss Independent” などヒット・メドレーが続きます。踊ってはいけない、と忠告されているのに、ステップを踏んだり、左右に歩き回ったり、じっとしていることのできないニィーヨ……..。
”Let Me Love You” など、ニィーヨの愛の世界が繰り広げられます。実はこの曲、ニィーヨが初めて書いた曲なのだそうです。マリオが歌って大ヒット、ニィーヨの名前が俄かに注目された記念すべき曲なのです。さらに、ビヨンセに提供した曲、”Irreplaceable” を披露。そう、♪To The Left ♪ 、というあれです。
Brooklyn in the House ブルックリン・パワー
この6月に新しいアルバム、「グッド・マン」を発表。その中の曲”Push Back” を歌います。ダンス曲なので、オーディエンスから女性をふたり舞台にあげてダンス・バトルを開催。ロング・アイランド出身の白人女性と、ブルックリン出身の黒人女性の対決となりました。観客の大半がブルックリン住民だったようで、ブルックリンのシスターが圧勝!
新しいアルバムのタイトル曲、”Good Man” は、なんとディアンジェロの「Untitled (How Does It Feel)」のサンプルが使われていてびっくり。それもそのはず、プロデューサーはディアンジェロのオリジナル曲 (How Does It Feel) を手掛けたラファエル・サディークなのでした。
「今日はみんな、来てくれてありがとう。精一杯がんばったけど、足が腫れてズキズキして、もうだめ…..。ありがとう、ニューヨーク!」というニィーヨのお別れの挨拶でフィナーレとなりました。