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オーガスト・ウィルソン劇「ジットニー」クロージング間近! August Wilson’s Jitney makes its Broadway debut

 

 August Wilson’s 20th Century: Jitney

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「ゲトーのシェークスピア」と親しまれているのが、詩人で劇作家のオーガスト・ウィルソンです。ピッツバーグの出身で、地元の黒人のコミュニティーを描いた作品の数々を発表しました。今、ニューヨークのブロードウェイで上演中のウィルソン作品、「ジットニー」は、彼の代表的な20世紀のピッツバーグ・サイクルという企画(10作品)のうち、最も自叙伝的な芝居だと言われています。

音楽業界でも賢いことで知られるジョン・レジェンドがプロデュースした、というのも話題になっています。本人曰く、「僕は、オーガスト・ウィルソンの大ファンなんです。彼の描くキャラクターは僕の周りにもよくいるタイプでとても親近感が湧きますね。僕も中西部の出身だし、父は工場で働いていたし、叔父は郵便配達をしていたし、ごく普通の人たちばかり。涙あり、笑いあり、登場人物たちが織り成すドラマは、ブラック・コミュニティーそのもの。ウィルソンは偉大な劇作家です。」

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Common 最高!ブルックリン・ヒップホップ・フェス電撃レポート!

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先週の土曜日(7/11)に開催された、第十一回「ブルックリン・ヒップホップ・フェス」のレポートをおおくりします。メイン・ゲストはコモン、他の参加アーティストはフモブ・ディープ、フリーウェイなどオールド・スクールのラッパーばかり。レポーターはHarlem2Nipponニューフェースの絵里奈ちゃん。世代がだいぶ違うので20年も前に全盛だった出演ラッパーたちをリアル・タイムで見ていませんが、「大興奮した」とのこと。さっそく絵里奈ちゃんにフェスの生の声を聞いてみましょう。

Brooklyn-Hip-Hop-Fest_Simon-Abrams-e1432155062989Where Brooklyn At?

レポート by 絵里奈

会場付近になると、ウーハーが聞こえてきて一気にテンションがあがった。

やっべー!野外フェス!夏!ニューヨーク!きたー!

到着するもそこには長い行列!じわじわと進み、いよいよ自分の番がきた、最初はボディチェックから。

鞄や財布の中はさることながら、頭の先からおっぱいからおしりまで触られ、カチューシャ、そして靴の中チェック、さらに口の中まで見られました。お酒を飲んでるカップルは直前に捨てていた。(NYではお酒を外で飲むのは違法です。)

さてボディチェックをクリアし、チケットを確認しいざ中へ〜。

さて会場内を見ると、以外とこじんまり!え~、地味。日本のフェスやビーチのレーブの方が開放感あるかも?!でも見回すとバックにはエンパイアやらクライスラー達スカイスクレイパーがズラリ〜!うぁ~、NYっぽい。

Mobb Deep 1そうこうしてるうちにモブディープ・コールが!やべ!はじまつてる!!

事前に予習していたはずなのに、見た瞬間そんなこと頭から吹っ飛んでいってしまったのか、ただ、ただ彼らのカッコよさに酔いしれてしまったわたし……。3曲位お客さんが興奮しだす曲 があったのでそれは有名な曲だったはず!(注:”Shook Ones Pt. II” “Quiet Storm” “Survival of the Fittest” と判明。)私が見た彼らのpvはまだかれらが少年の様な顔立ちだったのに、ライヴで実際見るとイケイケでかっこええおじさまだった。モブディープを有名にしたアルバム、”The Infamous” から20年も経ったというのだから年も取るよなぁ。

ProdigyThe Brooklyn Hip Hop  Festival, Brooklyn NY 2015さて次はいよいよコモン!のはずなんだけど・・・誰か出た!!(注:この日の参加アーティストは他に、Consequence, Freeway など。)と思えば知らないアーティスト。はいはい前座ね。それが何組か続いて、バックグラウンドの音楽のみが流れ、あとはコモンの出番を待つのみ。

待つのみ………。

ひたすら待つ…………..。

て、いつ出てくんねん!?

The Brooklyn Hip Hop  Festival, Brooklyn NY 2015そこで出てきたのは進行役のMC。そして、次に登場したのは、蝶ネクタイとスーツにみを包んだ男達がズラリ。(注:ネィション・オブ・イスラムのメンバーたち。)この格好でラップすんのか?とと思ったら違った、ブラック・モスリム系の話を始める。話し方がマルコムXを彷彿とさせる。

そして、みんなおまたせコモンの登場やー!とMCのおじさんがアナウンス。きたーーーーー!!コモンやあ〜。

Common at Hip Hop Fes前に見た時は夜だったけど、今回は明るいし、近くなので顔もハッキリ見える。変わってな~い。

そして大好きなアルバム”Be”からTestifyにGoにThe people !The Food ではみんな大合唱! 特に””Get Em High”が聞けて大好きな映画Dave Chappelle’s Block Party (2005)を思いだす!

事前にサプライ・ズゲストを数々予想していたのだが、Q-tip でもないし、やっぱりGloryのジョンレジェンド??んー。

Foxy Brown + Commonそしてザワザワしてきて、突如登場してきたのは!!!え?!リル・キム!?えーーー!と叫んだ私だが、よく見ると違う。。若い?誰??ところがみんなの興奮が半端ない!そしてみんな前のめりに身を乗り出し一瞬でステージが見えなくなった。いやぁ、めちゃ勢いありまくりのラッパー! でも誰だかわからないー?

そして流れてきた、Gloryのイントロ。ああ、、映画セルマ、思い出すなあ、素敵なエンディングだ。前を見ればコモン、上を見れば雲一つない空………。美しいなぁ。ありがとうコモン。

やがて帰り道、ツレとさっきの謎のゲストは誰かと討論に。リル・キムだよと言いはるツレに私は違う!でも誰かわからん!と、インスタで見ると、なんと#foxy brownタグが沢山。え?フォキシーだったの?まぢで?高校の時、雑誌ルイールで見てたあの姉さん。

うそやーーーーーんんん!!!知ってて見たかったあ〜。てか、曲よう知らんけど。

そらお客さんも興奮するわな!!(注:ジェイZとのデュエットで大ヒットした “Ain’t No (N**er)” “Oh Yeah” をラップしました。)

foxy-brownてか、フォキシー・ブラウンを見れていたなんて!!!

オスカー受賞ラッパー、コモンのハーレム “親密”ライヴに行って来ました Common brings “Glory” to Harlem

Common at MIST 2
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マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の率いる公民権運動の映画「セルマ」の主題歌”Glory”でオスカー賞をみごとに受賞したラッパー、コモンのライヴがハーレムのMIST (My Image Studio) で開催されました。5月6日(水)、夕方7時と9時の2回ショーが行われました。「ハーレム2ニッポン」のコンテンツの英語監修を手伝ってくれているケン・シモンズとセカンド・ショーに行ってきました。その時のレビューをケンさんが書いているので興味のある方は英語ヴァージョンを読んでみてください。

ウータン・クランのRzaも応援に駆けつけてくれました。コモンはシカゴ出身ですが、ブルックリンに住んでいたこともあり、ニューヨークは第二の故郷だそう。ハーレムでのライヴとあってかなり気合が入っている様子でした。

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