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Jay Z 「Tidal 」ビジネス不振の打開策?妻のビヨンセ、プリンス等大物アーティストを集め、チャリティ・コンサートを開催!Jay Z Bringing Beyoncé and Prince to Barclays Center for Charity Concert

Jay Z - TidalБейонсе, Jay-Z, принц Заголовок Благотворительный концерт

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引退したはずのジェイZですが、現役時代にも増して活動中。ビジネス界でもさまざまなディールで財を築いていますが、今度はミュージック・ストリーミングのAPP「Tidal」に投資して話題になっています。すでに定着している「Pandora」、「Spotify」のライバル業者として闘いを挑むかたちとなりました。ミュージシャンたちの間でも、ジェイZに賛同する人たちと反対する人たちに分かれ、音楽業界を分断するのではないかと心配している人たちもいます。

Jay Z and Tidal artists
ジェイZと共に「Tidal」アーティストとして参加を表明しているのは、妻のビヨンセ、カニエ・ウエスト、マドンナ、プリンス、アッシャーなど大物ばかり。「Spotifyなどのアプリより値段設定も高く、メインストリーム・アーティスト中心で、金持ちはさらに儲かるシステムなのが許せない」といった反対意見もあります。

Jay Z & Beyonce
「Tidal」を立ち上げたのはいいのですが、人気のほうは今ひとつ。アイフォンAPPのトップ・ダウンロード・チャートの700位にも入れない始末。競合のスポーティファイは23位、パンドラは7位を誇っているというのに……..。そこでビジネス・マンのジェイZは考えました。Tidal普及とブランド確立のためのマーケティング戦略として、コンサートをやろう。それも、マーティン・ルーサー・キング牧師と一緒に闘った公民運動家のハリー・ベラフォンテ主宰のノン・プロフィット団体、Sankofa.org と組んでチャリティ・コンサートにしたらインパクトが大きいだろう…….。というわけで、ジェイZ、ビヨンセなどのスーパー・スターが集まり、収益金を寄付するという、チャリティ・コンサートを開催することとあいなりました。プリンスやアッシャーなどの仲間も駆けつけてくれて、オール・スター勢ぞろいのビッグなコンサートになりそうです。

Prince - Tidal
ライバルの「スポーティファイ」にとって脅威なのでは……..、と思いきや、創始者の一人、マーティン・ロレンツォン氏、「問題は99ありますが、ジェイZなんていうのはそのうちのひとつにも入っていませんよ。」とジェイZのヒット曲、”99 Problems (B**ch Ain’t One)” にひっかけた、余裕たっぷりコメントを発表しています。

コンサートの日時は以下の通り。まだチケット入手可能。$71より。

Tidal X: 1020

出演:ジェイZ, ビヨンセ, プリンス, ニッキ―・ミナージ, アッシャー, リル・ウェイン, T.I., ファボラス, ダミアン・マーリー他

10月20日(火)8:00pm

http://www.barclayscenter.com/events/detail/tidal-x-1020-amplified-by-htc

Jay Z & Beyonce

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ヒップホップ・パーティ・レジェンドによる特別エイズ・イベントMaria Davis Mad Wednesday’s in Harlem

maria_davis
Wednesday, March 18, 8:00pm @ Shrine Bar

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90年代、「マッド・ウェンズデーズ」というヒップホップ・パーティーのホステス役として一世を風靡したのがマリア・ディヴィスです。ニューヨークのミッドタウンのクラブを拠点に毎週水曜日、ヒップホップやR&Bアーティストのショーケースを開催したり、レコード会社とのつながりも深く、業界では有名な人でした。ジェイZやディディーも彼女にはだいぶ世話になっています。バッドボーイ・レコーズの新人グループ、112のお披露目会をやったのもマリア・ディヴィスのパーティーでした。

JayZ200114
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クエスト・ラブも応援!Pファンクの草分け、ジョージ・クリントン自叙伝を出版! George Clintn and Questlove @ Schomburg Center

George Clintony at
“Brothas Be, Yo Like George,
Ain’t that Funkin’ Kinda Hard on You?”

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ハロウィーンのシーズンには必ず大きなライヴ・コンサートをすることで有名なPファンクの王様、ジョージ・クリントンが自叙伝を出版しました。タイトルは、過去に本人がリリースしたファンキーでぶっとんだ曲名、「Ain’t that Funkin’ Kinda Hard on You?」をそのまま使うことにしたそうです。現在、全米をツアー中。

George Clinton - Book
ジョージ・クリントン出版記念イベント @ ハーレムSchomburg Center

Questlove and Georgeアポロ劇場などでもパフォーマンスをしてきたジョージにとって、ハーレムは心の故郷です。本のプロモーションで各地を回っているジョージ、ハーレムにあるショーンバーグ・センターにも立ち寄ってくれました。10月28日、進行役にザ・ルーツのリーダー、クエスト・ラヴを迎え、ジョージ・クリントンの本出版記念イベントが開催されました。ニューヨークの他、ボストンやロスアンジェルスなど各地でプロモ・イベントを行いましたが、ハーレムでのイベントはなんと無料、コミュニティーのみなさんへの恩返し…….、ハーレムは黒人にとって魂のルーツなのだということをあらためて認識させてくれました。

george-clinton-200x200登場するなり、いきなり「379ページを読んでほしい。この本を書こうと思ったのは、このページにあるコピーライトのことを書きたかったから。」とコメント。ジョージによると、レコード会社は不法に彼のコピーライトの権利を剥奪し、その結果、印税やサンプル料が彼に入らない仕組みになっているとのこと。自分も弁護士を雇ったのですが、その弁護士でさえもレコード会社からもっと高い報酬で雇われ、依頼主であるジョージを反対に訴えたり、と悲惨な状況なのだそうです。

ジョージがクラックやコカインでハイになっている間に、見たこともない契約書に彼の署名がコピペされ、自ら著作権を放棄したことになっていたとか…..。「何て卑劣な!」と気が付いたのはだいぶ後になってからでした。ジョージはこれを教訓として、ここ数年はドラッグをすっかりやめて頭をすっきりさせ、薬物につぎ込むお金を全部弁護士の費用にあててレコード会社との闘いをする、と決意したのです。「これはオレだけの問題じゃないんだ。スライ・ストーンや他のミュージシャンも同じ、みんなレコード会社に騙されて正当な収入を得られないのが現状。」といいます。

「スヌープ・ドッグやドクター・ドレ、エミネム、ジェイZなど、ラッパーたちがオレの曲をサンプルして払った巨額の金は全部レコード会社がフトコロに入れてオレには一銭も入らない。ひどい話さ。」とジョージはぶちまけます。

特にヒップホップ界でサンプルされまくりのジョージ・クリントンにクエスト・ラヴがすかさず突っ込みます。「一番あなたのサンプルをうまく使ったと思うのは誰ですか?」という質問には、「パブリック・エネミーだね。」と答えています。「とにかく元の曲がわからないくらいチョップ・アップしているし、出来上がった曲が新鮮でとてもクリエィティヴ、こんな風に使われるのだったら本望だね。」と手放しで褒め称えています。「9歳児の意見を尊重しないといけない!」というのがジョージの持論です。常に新しい音楽に反応する若い人たちの耳を侮ってはいけない、というのがその理由。今でもケンドリック・ラマーなど第一線で活躍しているラッパーとのコラボで注目されているジョージ、そんなところに成功の秘密が隠されていたのですね。

ジョージ・クリントンが音楽をやろうと志したのは1950年代後半、ドゥーワップ・ブームの真っ盛りの頃でした。「Why Do Fools Fall In Love」が一世を風靡、フランキー・ライモンは全米のブラック・ティーンたちの憧れの的でした。あのマイケル・ジャクソンもフランキーに強く刺激されたそうです。もともとドゥーワップ・スタイルのグループでスタートしたジョージ・クリントンがなぜPファンクの草分け的存在に……..?その答えを知りたい人はぜひ、彼の自叙伝、“Brothas Be, Yo Like George, Ain’t that Funkin’ Kinda Hard on You?” を読んでみてください。

Brothas Be, Yo Like George, Ain’t That Funkin’ Kinda Hard on You?: A Memoir

伊藤 弥住子

“Mastermind” ヒップホップ界のヘヴィー・ヒッター、リック・ロスの新作視聴パーティ Rick Ro$$’s New Album, “Mastermind” Listening Party in New York

Rick Ross MASTERMIND Evite[1]
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12月リリース予定だった新作「マスターマインド」を34日に発売することを決めたリック・ロスのアルバム視聴パーティーが昨日(2/11)開催されました。今絶好調なアーティスト、リック・ロスの話題作とあって、厳寒の中500人を超す関係者がマンハッタンの会場、西50丁目の「ニューワールド・ステージ」に集まりました。

Rick Ross, DJ Khalid, Busta Rhymes, Meek Mill, Jermaine Dupri, Bow Wow, Free (former 106 & Park host), Sway (BET, MTV)

本人の他、DJ Khalid、バスタ・ライムズ、ミーク・ミル、ジャメィン・デュプリ、バウワウなど、アルバムでコラボしているアーティストやレーベルの仲間などが駆けつけ、VIPルームは高校のランチ・ルームのような賑わいでした。ヒップホップ・イベントにつきもののKUSAで室内は煙が立ち込め、こわもてのリックの目が潤んでいました。 

まずはウォーム・アップのカクテル・タイム。Pディディーのお洒落ウォッカ・ブランドCirocのイメージ・キャラクターをリック・ロスが務めているということもあって、シロック・カクテルがふんだんに振る舞われました。 

Mastermind

ニュー・アルバムには、すでにラジオでもヘビロ(heavy rotation)のジェイZをフィーチャーしたシングル、”The Devil Is A Lie”も収録されます。視聴会はスクリーンに映し出されるビデオの映像を見ながらアルバム曲を聴いてゆくという気のきいた趣向ですすめられます。リック本人の挨拶のあと、”Rich Is Gangsta”が巨大なスピーカーから爆音で鳴り響きます。ストリート・ライフを表現した”Drug Dealers Dream”………ギャングスタ「リック・ロス」の世界が広がります。1997年のノートリアスB.I.G. “You’re Nobody (Till Somebody Kills You)”にインスパイアされて作った曲、”Nobody”にはオーディエンスが熱い声援をおくり、ヒットの兆しが……..。カニエ・ウエスト、ビッグ・ショーン参加の”Sanctified”や、リル・ウェインをフィーチャーした”Thug Cry” など大きなヒットになりそうな手ごたえのある作品ばかり。アルバムのデラックス盤のみに収録されるという、ヒューストン代表のスカーフェイスとのコラボ曲、”Blessing In Disguise”でリスニング・セッションを締めくくりました。