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7/26(日)ハーレム・ウィーク開幕 with B.B.King、Ben E King追悼 A Great Day in Harlem!

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また今年もハーレムに夏がやってきました。恒例の「ハーレム・ウィーク」の幕開けです。初日は7月26日(日)お昼12時から夜8時半まで、家族みんなそろって丸一日たっぷり楽しめます。場所は122丁目と西のどんずまり、リバーサイド・パークに位置するU.S. Grant National Memorial Parkです。各イベントは公園内の所定の場所にて開催されます。スケジュールは以下の通り。

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12 Noon – 6:00 PM
サクラ・パーク – U.S. グラント国立記念公園の向かい
於:テック・パビリオン

最新のテクノロジーを駆使したロボットや、便利グッズの展示、サイエンスを体験できる催しなど、お子様からお年寄りまで満足していただけること請け合い。お昼の12時から夕方6時までずっと開催中。

於:U.S. グラント国立記念公園(U.S. Grant National Memorial Park)

1:00 PM – 4:00 PM
Artz, Roots and Rhythm: 国際文化交流の集い

ハーレムを拠点とするダンス・カンパニーや若手のジャズ・ミ、ージシャンたちによる音楽やアフリカン・ダンスなど盛りだくさんな企画です。(Featuring: Harlem Swing Dance Society, NJPAC Wells Fargo Jazz for Teens, Uptown Dance Academy and Africa Center’s Okay Africa DJ’s and Dancers)

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4:00 PM – 5:00 PM
A Gospel Celebration ゴスペルの祭典

ママ・ファウンデーション・ゴスペル・クワィアーによるソウルフルな本格的なゴスペルが楽しめます。他に、ヘジカイアー・ウォーカーとラヴ・フェローシップ・クルセイド・クワィアーも出演。(Featuring: inspirational music with Mama Foundation Gospel Choir, Tiger the Hope Boy and Bishop Hezekiah Walker and the Love Fellowship Crusade Choir)

5:00 PM – 6:15 PM
ファッション・フュージョン・ショーケース
都会的なハーレム・ファッションを紹介する楽しいファッション・ショー。

6:30 PM – 8:30 PM
ハーレム音楽の祭典
ハーレムにゆかりのあるミュージシャンたちへ捧げるハーレム独特の音楽のオンパレード。

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ベンE.キング追悼特別コンサート
先ごろ76歳で亡くなった(9.28.1938 – 4.30.2015)元ドリフターズのリード・シンガーで親日家で知られるR&BシンガーのベンEキングの歌手としての栄光のキャリアにスポットを当てたコンサートが行われます。1961年のベンEキングのソロ曲、「スパニッシュ・ハーレム」そして同年にリリースされた「スタンド・バイ・ミー」は今でもハーレムの人たちが大好きな曲です。昔の仲間で親しい友人だったベテラン・アーティスト、ロイド・プライスやチャック・ジャクソンが彼のヒット・ナンバーを歌ってくれることになっています。他にも、バンド・リーダーのポール・シェイファー、日本人キーボードプレイヤーのトーヤも出演予定。

BB King
B.B.
キング追悼特別コンサート
後を追うようにこの5月に亡くなった(9.16.1925-5.14.2015)ブルースの王様、B.B.キングの功績を讃えたコンサートも同時に行われます。出演はキング・ソロモン・ヒックスとキース‘キャプテン’ギャンブル。

7:30 PM
星空コンサート
出演:レイ・チューとハーレム・ミュージック・フェス・オールスター・バンド、メイサ&スペシャル・ゲスト

会場:U.S. Grant National Memorial Park
West 122nd Street and Riverside Drive MAP

 

スペシャル・リポート from 東京:Mama I Want To Sing ママ・アイ・ウォント・トゥ・シング日本ツアー大成功のうち終了!

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Mama I Want To Singの1ヶ月に渡る日本公演が大成功のうちに1月5日をもって終了しました。初演から30周年、初来日から25周年という記念すべき来日公演。ツアー後半の会場は東京六本木のアミューズ・シアター。元ブルーマン・シアターという、あのブルーマン・グループが2年間に渡りロングランした場所、つまり本格ミュージカルのパフォーマンスのために作られた劇場なんです。

開演直前続々とつめかけるお客さんにまずびっくり。何せハーレムのデンプシーシアターにやってくるのは90%以上がアフリカン・アメリカン。近隣の教会からバスを連ねてやってくるクリスチャンが主流で、まるで日曜日の教会に来ているような気分にさせられるのだけれど、当然東京のお客さんはまったく違う。親子連れ、若いカップル、女子のグループ、私のように25年前の東京公演を見たという年季の入った?音楽ファンなど、あらゆるタイプの日本人でシアターは埋まっていました。

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Roppongi Amuse Theater

いつものとおり元ラジオDJでもあるプロデューサー、ヴァイ・ヒギンセンのドラマチックな語りでミュージカルがスタート。彼女が登場するDJブースは2階建てで、これはデンプシーよりもかなりグレードアップ。他のステージセットなどはハーレムと同様ミニマルでシンプルでしたが、照明は白を中心に東京風にかなりあか抜けた印象。衣装もいく分グレードアップしていたような・・・

しかし内容の素晴らしさはまさにハーレムがそのまま東京にやってきたかのよう!
主役のノエル・ヒギンセンは1ヶ月に30公演以上というハードスケジュールをこなしているにもかかわらずベストコンディションをキープ。6オクターブのアンビリーバブルな音域と豊かな声量を確かなテクニックであやつり、客席からはため息の連続。クワイアを構成するハーレム・ティーン・クワイア(ゴスペル・フォー・ティーンズ)がまた素晴らしい。彼らにとっては初めての海外公演。初々しさの中に自身が生まれますますパワフルに。成長したんだなーと思わず嬉しくなってしまいました。

Mama I Want To Sing in Tokyo

Mama I Want To Sing in Tokyo

そして気になるのはお客さんの反応。ハーレムの観客は即座にステージにエンゲージ、彼らの一挙一動、言葉の一つ一つに反応し、「ハレルヤ」「エイメン」とステージ客席が一体になって一つのパフォーマンスを繰り広げるけれど、果たして東京のお客さんは?
はっきり言って最初は様子をうかがっている感じ。ステージ両側に字幕があり、それを読むのも忙しかったのかも。でもだんだん体と心が暖まって来ているのが目に見えてわかる。そしてラストにキャストが登場し大合唱になる部分、ハーレムならここで観客総立ちになっていっしょに歌い踊る場面。その瞬間ノエルがハキハキした日本語で「タッテクダサイ!」と連呼すると次々にみんなが立ち上がる。続いて「日本人にもゴスペルを歌う人がたくさんいると聞いています。この会場にもゴスペルシンガーがたくさんいるでしょう? ステージに出て来てください。もし来ないならこちらから迎えに行きます!」と言った瞬間、キャストたちが客席に突進! 私も目の前に走って来たミュージック・ミニスター役のイライジャに「オーメグミ!来てたのかー」ととっつかまりステージに押し出されてしまいました。
ステージの上では「初めましてー」「久しぶりー」のハグ&キス大会。そして定番「This little light of mine」の大合唱。その瞬間客席を見ると、総立ちとなったお客さんの満面の笑顔、笑顔、笑顔!!

Autographing Session

Autographing Session

そしてショーが終わりもうニコニコのお客さんといっしょにロビーに出ると、既にキャストがテーブルに並んで待機。CDとプログラムを買ったお客さんに一人一人丁寧にサインするというハーレムスタイルをここでもきっちりやっている。暖かい一体感がここでも続いていました。

ママ・アイ・ウォント・トゥー・シング・イン・ジャパン。ゴスペルが運ぶ愛と音楽の素晴らしさ、暖かさは世界中どこに行っても変わらない。それがちゃんと伝わることを確信できた一夜でした。

(シェリーめぐみ)

「ママ・アイ・ウォント・トゥー・シング」のティーン・ゴスペル隊も出演!ロックフェラー、クリスマス・ツリー点灯式

Reckefeller Christmas Tree

Reckefeller Christmas Tree

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ニューヨークがいちばんニューヨークらしいのがクリスマス・シーズンです。毎年、ロックフェラー・センターの巨大なツリーに電球が点灯されると正式にクリスマス・シーズンが始まります。

Mary J. Blige

Mary J. Blige

年々派手になってきているロックフェラー・センターのクリスマス・ツリー点灯式、今年は常連のマライア姫のほか、メアリーJブライジ、アリアナ・グランデ、トニ・ブラクストン&ベビーフェイスなど豪華ゲストがパフォーマンスを披露しました。12月4日、現NY市長(次期市長、ビル・デ・ブラジオ選出済み)のマイケル・ブルンバーグの音頭で45000個の電球に灯りがともり、群衆のあいだで大歓声が上がりました。

Mariah Carey

Mariah Carey

もちろん、マライアの「All I want for Christmas is You」にまさる曲はありませんが、人気をさらったのはミニ・マライアこと、アリアナ・グランデの「Love Is Everything」でした。バック・コーラスで参加したのは、わたしたちハーレム2ニッポンで応援しているゴスペル・フォー・ティーンズのクワィアーです。一部メンバーはすでにママ、アイ・ウォント・トゥ・シング日本公演のため東京へ出発してしまったため、特別チームが選出され、アリアナのバック・シンガーを務めました。

伊藤弥住子

「秋公演残りわずか!ママ・アイ・ウォント・トゥー・シング」のママ・ファウンデーションの新しいミュージカル!」

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ノエル・ヒギンセン&ゴスペル・フォー・ティーンズ

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Mama Foundation Presents!

地元、ハーレムのコミュニティで地道な活動を続けているのが「ママ・ファウンデーション」です。

Mama, I Want To Sing

Sister Carrie Sings

Sister Carrie Sings-Mama I Want To Sing

最長ロングランを記録したオフ・ブロードウェイ・ミュージカル、「ママ・アイ・ウォント・トゥ・シング」は初演から30周年を迎えた今もまだ絶賛上演中です。今シーズンのショーが間もなく終了しますので、まだご覧になっていない方は是非このチャンスを逃さないよう!
秋公演最終日
November 23 at 2pm
The Dempsey Theater in Harlem
127 W. 127 St., New York, NY 10027

We Are!

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若さみなぎるゴスペル・ミュージカル 「ウィ・アー!」出演者は「ゴスペル・フォー・ティーンズ」に所属する13歳から19歳までのティーン聖歌隊。とにかくパワフルでソウル溢れるヴォーカルで楽しませてくれます。
秋公演最終日
November 23 at 5pm
The Dempsey Theater in Harlem
127 W. 127 St., New York, NY 10027

Alive!

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出演者全員が55歳以上というユニークなミュージカル。劣悪な環境の中で生きてきたフツウの人たちが苦難の末やっと掴んだ幸せ、第二の人生を謳歌する姿に感動せずにはいられません。ジャズ、ゴルペル、R&B、モータウンなどの音楽で綴る人生劇、「アライヴ!」を観ると勇気がでます!
秋公演最終日
November 16 at 5pm
The Dempsey Theater in Harlem
127 W. 127 St., New York, NY 10027

ミュージカル、ゴスペル・ショーなどのパフォーマンス以外にも、ヴォーカル・レッスンなど様々なクラスもあります。ハーレムで本格的なゴスペルを習いたい人など、要チェックです。
また、「ママ・アイ・ウォント・トゥー・シング」「ウィー・アー」の二つのミュージカルの核になっている聖歌隊「ゴスペル・フォー・ティーンズ」は、13~19歳に無償でゴスペルを教えるプログラム。誰でも参加できるオーディションが定期的に行われています。
Mama Foundation for the Arts
149 W 126th St., New York, NY 10027
mamafoundation.org/