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豪華ゲスト勢揃い!!The Blitz 新人お披露目ショーケース &Alicia Keys 新曲発表レポート!!

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全米50局以上で構成するRadio One 主催の新人アーティストお披露目ショーケース、「The Blitz Urban Artist Showcase」がニューヨークのライヴ・スペース、State 48 で開催されました。目的は各レコード会社がこれから売り出す新人のお披露目会なのですが、各社の看板スターも登場し、NYエンターティンメント業界の話題をさらいました。

中でもビッグなスター、アリーシャ・キーズは今年発表するアルバムの中の収録曲、「ザ・ゴスペル」をパフォーマンスして大拍手を浴びました。曲の内容は、マーヴィン・ゲイの「ワッツ・ゴーイング・オン」のアンサー・ソングだそうです。なぜがアリーシャがラップしています。ヒップホップ・プロデューサー、スウィス・ビーツの奥さんでもあるアリーシャですが、「ラップ」はちょっと…….、という感じでした。

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この秋に新しいシーズンが始まる話題沸騰のTVドラマ、「エンパイア」の音楽を担当して多忙のティンバーランドも駆けつけてくれました。

Puff Daddy
さらに、バッド・ボーイ・レコーズの親分、パフ・ダディ―が現れ、昔の名前パフ・ダディ―&ザ・ファミリー名義のアルバムでカムバックすると発表しました。1997年のアルバム、「 No Way Out」の第二弾、「No Way Out 2」を18年振りにリリースすることが決まったそう。人気プロデューサーのファレル・ウィリアムスの手がけたファースト・シングル “Finna Get Loose” をBET大賞でパフォームして世間を騒がせたのも数か月ほど前のこと。今回はライヴをせずにビデオ観賞のみでお茶を濁しました。

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お次は、ユニークなファッションとエネルギッシュなステージで知られるジャネル・モネのレーベル、「ワンダーランド」からデビューする新人アーティスト、ジデーナ(Jidenna)のレトロ・ファッションが観客を魅了します。デビュー曲も彼のクラシックなセンスを反映した「Classic Man」で、生のステージを披露してくれました。珍しい名前で覚えにくいのですが、ジデーナというのは彼のナイジェリア人のお父さんがつけたアフリカの言語イグボ語なのだそうです。いろいろなアーティストとコラボしていて、この日もDeep Cotton と共演しました。

Rawyals
エリカ・バドゥ、ディアンジェロのマネージャーとして頭角を現してきたキダー・マッセンバーグ、モータウンの社長を経て、新たにマッセンバーグ・メディを設立、TLC やDestiny’s Childの再来を狙ってデビューさせるガール・グループ、ロイヤルズ(The Rawyals)を紹介しました。近々大々的にデビューするとのことです が、ショーケースの会場ではあまり反応がなかったようです。

BJ the Chicago Kid
私にとってのショーケースのハイライトは何といってもBJです。Motown レコーズ注目の新人が BJ The Chicago Kid です。ルックスはヒップホップなのですが、音楽はソウルそのもの。”Good Luv’n”を2012年にリリース、正式にモータウンよりデビューしました。マーヴィン・ゲイの世界がBJによって再現されるかのよう………、時代を超えて新しいシカゴ・ソウルの幕開け、音楽シーンがまた面白くなってきました。ラッパー、ケンドリック・ラマーとのコラボ作品も多いBJ、「オレたち、まるでRケリーとジェイZみたいなんだ。」と自信たっぷり。要チェックです。

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Epic より新譜「ジャッキー」をリリースしたばかりのシアラが登場、シアラと同じようなスレンダーで美しい女性ダンサー2人が華やかなステージを繰り広げます。2004年のデビュー曲「Goodies」の他合計6曲も歌ってくれ、まるでミニ・コンサート、充実したパフォーマンスでした。

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ショーケースは4時間あまりにわたって開催され、デフ・ジャムが誇る大型新人、リタ・オーラ(Rita Ora)、Elektra を離れてデフ・ジャムに移籍したカナダの歌姫、タミア(Tamia)、ジョーダン・スパークス、最後のトリをとったネリーなど、豪華なアーティストが勢ぞろいしたR&Bの祭典となりました。

伊藤 弥住子

 

 

 

8/12(Tue) Joe, ハーレムで 無料ライヴ SummerStage Presents: Joe in association with WBLS

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私たちの大好きなR&Bシンガー、ジョーがハーレムのマーカス・ガーヴィー公園内の野外ステージで8月12日夕方7時より無料ライヴを行います。私たち、ハーレム2ニッポンのスタッフ及び仲間たちも押しかけますので、みなさんもお誘いあわせの上是非見に来てください。

この企画は、ニューヨークの夏の「サマー・ステージ」無料コンサートの一環で、ブラック・コミュニティーに貢献しているジョーのコンサートということで、地元のFMステーション、WBLSが協賛としてサポートしています。

ジョーといえば、1993年、マーキュリー・レコードよりデビュー・アルバム、「Everything」をリリースしましたが、注目されるようになったのは、1997年にジャイヴ・レコードに移籍して「All That I Am」を出してから。”All The Things (Your Man Won’t Do)”,  ビッグ・パンをフィーチャーしたリミックスでもお馴染みの“Don’t Wanna Be A Player”, “No One Else Comes Close”などの名曲でトップ・スターの座を獲得。以来、2000年には「 My Name Is Joe」。 2001 年、「Better Days」、 2003年「 And Then…..」、 2007年「 Ain’t Nothin’ Like Me」、 2008 年、「Joe Thomas, New Man」、 2009年 「Signature 」、2011年「 The Good, the Bad, the Sexy」、 2013年「 Doubleback: Evolution of R&B」とノン・ストップで活躍しています。

ジョーは今年の始め、長年「連れ添った」マネージャー、キダー・マッセンバーグと離別し、新しいマネージャー、ジェラルド・アイザックと契約、BMG傘下のレーベルよりニュー・アルバム「Bridges」をリリースしました。

8月12日のライヴでも新アルバムからの曲を披露してくれるとのこと。楽しみですね。

会場は120丁目、ハーレムの東にあるマーカス・ガーヴィー公園内の野外シアターです。パフォーマンスが始まるのは7時ですが、人気アーティストなので早めに行って場所取りする必要あり。みんなでジョーを応援しましょう。

Tuesday, August 12, 2014

7:00pm – 9:00pm

Free

Marcus Garvey Park

18 Mt Morris Park W
New York, NY 10027 MAP

 

伊藤弥住子