コロンバス・デー 嘘で固められたアメリカの歴史

1065px-Day_286-_Indigenous_Peoples_Day_(8084917906)Columbus Day 2019

アメリカでは、毎年10月12日はコロンバス・デーを祝います。

アメリカの教科書には、「イタリア人の探検家、クリストファー・コロンバスが1492年10月12日にアメリカ大陸を発見した。」と書いてあります。すでに先住民がいたことは、さすがに今はアメリカ人たちも知っているようですが、今だにアメリカ大陸を“発見”したイタリア系コロンバスの“功績”を讃え、様々な式典が執り行われています。ニューヨークでは、エンパイア・ステート・ビルに、イタリアの国旗色、赤、白、緑のライトが灯され、10月14日(月)にはフィフス・アベニューでパレードが開催されます。

最近では、「コロンバスがアメリカ大陸を発見した」という記述が、「コロンブバがアメリカ大陸に上陸した」に変わってきているようです。いずれにしても、アメリカは、「コロンバスが発見した新大陸に、ヨーロッパからの入植者たちが築き上げた民主国家がアメリカで、コロンバスは建国の父。」というプロパガンダを流し続けてきました。実は、コロンバスは、アメリカ大陸に上陸したことはなく、最初に漂着したのは現在のキューバだったのです。それだけではなく、コロンバス本人は中国に上陸したと確信していたようなのです。1492年、すでに中国と日本の存在をイタリア人のコロンバスは知っていたのです。

先住民の日 Indigenous People’s Day

その後、アメリカはイギリスなどの植民地となり、白人入植者たちによって先住民(アメリカ・インディアン)たちが大量虐殺され、土地を奪われ、作物の実らない僻地へ追いやられました…….。コロンバスだけの責任ではないにせよ、その発端となったコロンバスのアメリカ上陸を記念して祝う、というのはインディアンにしてみたら屈辱以外のなにものでもありません。「アメリカ大陸発見? ふざけるな、オレたちがすでにいたじゃないか…..!」、先住民(アメリカ・インディアン)たちは、「コロンバス・デー」を祝うことに抗議し、この日をIndigenous Peoples’ Day(先住民の日)にするよう求めています。

コロンバス・デー・セール

フロリダ州、ハワイ州、オレゴン州、バーモント州、サウス・ダコタ州、ニューメキシコ州、メイン州など、先住民の多く住む地域では、コロンバス・デーを廃止し、「先住民の日」に定めました。リベラルなはずのニューヨーク州ですが、一部、ウッドストックなどを除き、まだこの動きには同調しないようです。毎年、小売業界では大々的に「コロンバス・デー・セール」というのを開催しているので、「先住民デー・セール」と謳ったのでは商業的に好ましくない、ということでしょうか……。今後の動向が注目されます。

伊藤 弥住子

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