シカゴで展開している、二グロ・ベースボール・リーグのオリジナル・デザインをモチーフにしたファッション・ブランド、「フライボール」がNY進出を考えているという。
昔、1890年代、人種差別が合法だったアメリカでは、黒人が白人の野球チームに入ることが禁止されていました。「だったら、オレたち黒人だけでチームを作ろう」というのでできたのが、二グロ・ベースボール・リーグでした。彼らの間での標語になったのが、「メジャー・リーグの選手になるのは優秀でなければならないが、二グロ・リーグの選手になるためには最優秀でないとだめなのだ。」でした。各地でチームが結成され、二グロ・ベースボール・リーグは1930年代には全盛期を迎えます。
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そのオリジナル・チームのロゴ、デザインをあしらったブランドが、シカゴの拠点を置く「フライボール」です。カンザス・シティにある、「二グロ・リーグ・ベースボール・ミュージアム」と提携し、登録商標を取得したファッション・メーカーのフライボール、すでにシカゴの他、ワシントンDC、アトランタ、デトロイトなどの都市で展開、いずれは全米に販売網を広げてゆく予定です。
「ニューヨークはハーレムあたりでショップ展開をしたい」とオーナーのブルース・ゲイジは抱負を語ります。ずっとファッション畑でハイエンドな商品を手掛けてきたブルース、質のよい素材を選りすぐり、クウォリティはどこにも負けない、と自信たっぷり。
商品を手にしてみると、確かにモノがいいことがわかります。「野球が大好きで、品質にウルサイお洒落な日本にぴったり!」とブルースが言うのも頷けます。日本のインベスター、ディストリビューター大歓迎ということなので、希望者がいたら連絡ください。