70年代に大活躍したR&Bグループ、メイン・イングリーディエンツのリード・シンガーだったキューバ・グディングSr.が4月20日に他界、この土曜日に生まれた街、ハーレムのアポロ劇場でお別れ会が開かれました。
彼の歌った大ヒット曲、「エブリバディ・プレイズ・ザ・フール」や、「ジャスト・ドント・ワント・トゥ・ビー・ロンリー」は今でも地元のラジオ局、WBLSでよくかかっています。他にも、「ローリング・ダウン・ア・マウンティンサイド」「ハピネス・イズ・ジャスト・アラウンド・ザ・ベンド」「ユー・ガット・トゥ・テイク・イット」「ユー・ビーン・マイ・インスピレーション」「スピニング・アラウンド」などヒット曲がたくさんあります。
グループ名の「メイン・イングリーディエンツ」って何だか変だなぁという印象をもっていたのですが、当時のコカ・コーラの瓶に書いてあったラベルから取ったというのを聞いて納得。だいたい、主成分なんて変ですよね。当時は思いつきでグループ名を決めていたようです。
キューバ・グディングが生まれたのは、アポロ劇場から数ブロック先。有名なアポロ劇場の「アマチュア・ナイト」に出場して「フーキャン・アイ・ターン・トゥ」を歌って拍手喝さい、スタンディング・オベーションで優勝した記録が残っています。
土曜日のアポロ劇場での「お別れ会」には、家族のエイプリル、オマー、トミーを始め、約150人の弔問客が集まりました。なぜか、キューバの息子で同名のオスカー受賞俳優のキューバ・グディング・ジュニアは欠席……..。
キューバ・グディング・シニアの死が発覚したのは4月20日、ロサンジェルスの繁華な通り、ウッドランド・ヒルに路上駐車したジャガーの中で死亡しているのが見つかりました。死因は不明ですが、警察の調べでは薬物によるオーバードースの確立が高いとのこと。
R.I.P.