The Beatnuts おとぼけラップ・デュオ、ビートナッツ・セントラルパーク・ライヴ

Ju-Ju and Psycho Les

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The Beatnuts – Live Concert at Central Park Summer Stage, Manhattan

1993年にメジャー・デビューし、ニューヨークのヒップホップ・シーンで活躍したビートナッツですが、クウォリティの高い作品を発表してきたにもかかわらず、なぜか知名度はいまひとつ。「人生、楽しけりゃオッケー。酒におぼれてクサ吸って女の子たちに囲まれてハッピー!」といったおとぼけラップの歌詞のせいで正当に評価されていないのかもしれません。

7月9日、ニューヨーク恒例「夏のフリー・コンサート」の一環としてセントラル・パークで開催されたラテン・オルタナティブ・ミュージック・コンファレンスにビートナッツが出演、久々にジュジュとサイコレスの二人が揃ってライヴを行いました。

Tony Touch

Tony Touch

パフォーマンスの合間にはDJトニー・タッチが楽しい音楽で盛り上げてくれるという嬉しい趣向。入場料は無料です。セントラル・パークに設置されたサマー・ステージにやって来たらいきなり会場入り口でトニー・トカことトニー・タッチに遭遇。仲間とやたら写真を一緒に撮りまくっていました。そういうところがアンダーグラウンドぽくていいですね。しばらくすると、今度は出演者のジュジュが一般客と同じエントランスから登場。有名人なのに、とてもカジュアルでフレンドリーな人です。H2Nを代表して挨拶をしました。「いやぁ、ヨーロッパ・ツアーに行っていて月曜日に帰ってきたばかりなんだ。日本は大好きだからまた近いうちに行きたい。」とのこと。プロモーターの方、よろしくお願いします。

ビートナッツのショーが始まったのは9時近く、あたりはすっかり暗くなっていました。DJブースにはジュジュが、そしてサイコ・レスがステージでラップしますファンにはお馴染みの「Off The Books」「 No Escapin’ This」「Watch Out Now」「Se Acabo」「Here’s A Drink」などの懐かしいヒット曲メドレー。昔のコラボ仲間、ラージ・プロフェッサーやキューバン・リンクなどが応援に駆けつけてくれてオールド・スクールなパフォーマンスを繰り広げてくれました。

Ju-Ju

Ju-Ju

グループ名のビートナッツはビート狂いという意味ですが、もともとはビートキングス(ビートの王様)と名乗っていたそうです。先輩のラップ・グループ、ジャングル・ブラザースのバムが、彼らのおとぼけなラップ・スタイルを評して、「何がキングだ。お前らはナッツ(アホ)だ。ビートキングスというよりビートナッツだ。」と言われ、それがグループ名として定着してしまったとか……..。今でも健在で活動しているのは嬉しい限りです。みんなでサポートしましょう。

NY夏のフリー・コンサートの全リスティングはこちら。リンク

伊藤 弥住子

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