マライア・キャリー痛みをこらえ熱唱 – NYC Central Park
マライヤ・キャリーが7月13日土曜日の夜、セントラル・パーク・チャリティー・コンサートで熱唱。数日前、PVの撮影中に肩を負傷したにもかかわらず、その痛みをこらえハリケーン・サンディ(正式にはスーパー・ストーム)被災者のためのチャリティ・ライヴに出演してくれました。
当日は悪天候のため開場時間が3時から5時に遅延、それでもセントラル・パークのグレート・ローンには沢山のファンが集まりました。このイベントはメジャー・リーグ・ベースボールの主催ベネフィットで、ニューヨーク・フィルハーモニックと特別ゲストのマライア・キャリーが共演するという企画で開催されました。
NYフィルが奏でるガーシュインの曲も素晴らしかったのですが、私はてっきり
マライアのライヴ・コンサートだと思っていたので、マライアが前半に2曲、休憩をはさんで後半2曲の合計4曲を歌ったのみでちょっと物足りない感じがしました。
パート1では白のキラキラ・ドレスで登場、負傷した肩と腕をドレスとお揃いのファッショナブルな白のキラキラ・スリングで覆い、「まだちょっと痛いけど大丈夫」とオーディエンスに語りかけます。披露曲は「My All」と「Looking In」の2曲。
先週の日曜日、夫のニック・キャノンが監督をした、「ビューティフル」のリミックス・ビデオの撮影現場でマライアが肩を脱臼、急遽入院しました。プロ意識の強いディーヴァ、マライア嬢のこと、ライヴをキャンセルするわけにはいきません。夫、ニックの心配をよそに、応急処置をして土曜日の夕方セントラル・パークに駆けつけてくれたというわけです。
パート2では黒のドレスに着替え、スリングもやはり黒でコーディネイト、ミゲルとの共演曲「ビューティフル」を熱唱してくれました。「ミゲルに飛び入りしてってお願いしたんだけど、今ロンドンかどこかに行っているみたいで来ることができなくてごめんなさい。」とニューヨークのファンにご報告。その代わりなのでしょうか、「アリカン・アイドル」の審査員としての方が有名になってしまったミュージシャンのランディ・ジャクソンがギター・プレイで参加するというサプライズも…….。
フィナーレはチャリティ・イベントに相応しい「ヒーロー」。 NYフィルの演奏をバックに、さらにチャーチ・クワィアー合唱団、Pentecostal House of Prayer of Deliveranceを伴い贅沢なパフォーマンスを繰り広げました。
(伊藤弥住子)