「モータウン」ミュージカル、いよいよ開幕!
60年代、一世を風靡したモータウン・ミュージックの歴史を綴ったミュージカル、「モータウン」がいよいよ開幕します。プレビューは3月11日から、本公演は4月14日からです。
これまで、ダイアナ・ロスとシュープリームスの物語をミュージカル化した「ドリーム・ガールズ」など関連のショーがブロードウェイで上映されてきましたが、創始者のベリー・ゴーディー自ら脚本/プロデュースに参加するのはこれが初めての試みです。
売れないボクサーだったゴーディーがモータウン・レコードを立ち上げ、アメリカ・ポップ音楽の殿堂として君臨するに至るまでの実話を、ダイアナ・ロス&シュープリームス、テンプテーションズ、スティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、マーヴィン・ゲイなどのヒット曲をふんだんに盛り込んで綴ったミュージカルが「モータウン」です。
ストーリーを知っている人はもちろん、まったく知らなくても十分に楽しめる内容だそう。
ゴーディー自身が脚本を書いているので自分に都合のいいことばかりなのでは…..と訝る人もいるかと思いますが、本人のそのへんは重々承知で、「ダイアナ・ロスとの不倫関係についても赤裸々に語っている。ふたりの間にできた娘についてもそのまま事実を描いている。ダイアナが僕から去っていった時は涙がとまらなかった…….。」と告白しています。20ミリオン(ドル)のソロ・ディールを獲得したのですから、ダイアナでなくたってモータウンから移籍するのは当然とはいえますが……。
出演者はオーディションなどで募った実力者揃い。マイケル・ジャクソン役、スティーヴィー・ワンダー役を決めるのがとても大変だったとか…….。ダイアナ・ロスを演じるのはブロードウェイ・ショーのベテラン女優、Valisia LeKae、監督はCharles Randolph-Wright。
3月後半のプレビュー・チケットを入手したので追ってレポート致します。お楽しみに。
4月11日正式オープン。問い合わせは以下。
Lunt-Fontanne Theatre
205 West 46th Street, NYC
(212) 575-9200
(伊藤弥住子)