Bobbi Humphrey フルートの女王 ハーレムで生演奏!

Bobbi Humphrey

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“First Lady of the Flute”
Bobbi Humphrey Performing Live at Ginny’s Supper Club
ボビ・ハンフリー・ライヴ生演奏!

フルート一本だけで世界中を飛び回って美しい音楽を奏でる「フルートの女王」、ボビ・ハンフリーがハーレムのレッドルースター地下にオープンした「ジニーズ・サパークラブ」にてライヴを開催します。

Saturday, August 11 – 8pm & 10:30pm
@Ginny’s Supper Club – 310 Lenox Avenue at 126th Street, NYC
(212) 792-9001
Ticket: @25

ボビ・ハンフリーに遭遇したのは金曜日の夕方、レノックス・アベニューにある「シェ・ルシエン」を通りかかった時のこと。ハーレム2ニッポンの英語訳の校正をやってくれているケン・シモンズと私たち、伊藤弥住子とシェリーめぐみがアウトドア・カフェの前を歩いていると、いきなり「ケン・シモンズ!」と声がかかりました。ボビとケンは昔からの知り合い、「久しぶりねぇ。ほら、ここに座りなさいよ。」とボビに促され居座ってしまうケン・シモンズ……..。私たちもついでに同席させてもらうことに…..。ボビは、8月の11日に行われるライヴ出演のプロモーションをするために「シェ・ルシエン」の一番目立つストリート・サイドのテーブルに陣取り、通りすがりの人たちに彼女のコンサートに来るよう声をかけていたのです。それも、お隣の「レッド・ルースター」からいただいたフリーのシャンペンを持ち込んで優雅に飲みながら……。メールでもライヴの告知はしているらしいのですが、こうして直接本人が地元に出向いて宣伝すると効果が倍増するらしいのです。

“Blacks and Blues” album jacket

私はあまり馴染みがなかったのですが、ボビ・ハンフリーと言えばアシッド・ジャズやフュージョン系のファンキーなジャズが好きな人たちの間ではとても人気のあるミュージシャンだそうです。タレント・ショーの審査員をしていたディジー・ギレスピーに発掘され、1971年、ジャズのレーベルとしてよく知られている「ブルーノート・レコーズ」に初の女性ミュージシャンとして契約、”Blacks & Blues” アルバムがいきなりチャート入りしてスターの仲間入りをしました。以来、ニューヨークのジャズ・クラブ各地を回り、アポロ劇場やカーネギー・ホールでなどの一流シアターで公演、さらにヨーロッパや日本をツアーし、彼女の名声は世界的なものとなりました。

「スティヴィー・ワンダーって知ってるでしょ?彼のアルバム、Songs In The Key of Lifeに私がフィーチャーされているのよ。スティーヴィーとは親友なの。」とボビさんにいとも簡単に言われてしまってこちらはタジタジ。あまりに気さくな人だったので彼女がそんな有名人と親しいだなんて意外……などと思っていたのでした。あとで調べてみたら、リー・モーガン、デューク・エリントンなど大御所とコラボをしたり、マイルス・ディヴィスやマーカス・ミラーとお友達だったり……..輝かしいキャリアの持ち主ということが判明。

シェリーめぐみ曰く、「ボビ・ハンフリーの‘ハーレム・リヴァー・ドライヴ’はジャズ・ファンクのクラシック、知る人ぞ知る名曲ですよ〜。」とのこと。

ハーレムは新しいバーやカフェが増え、ファンキーな人たちが集まり、まさにネオ・ハーレム・ルネッサンスの様相を呈しています。この日はボビ・ハンフリーの他、元ブランド・ヌビアンのDJアラモにも「シェ・ルシエン」の向かいにあるカフェ、「コーナー・ソーシャル」で会いました。

ボビ・ハンフリー・オフィシャルウェブサイトhttp://www.bobbihumphrey.net/

伊藤弥住子

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